すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

今、必要な「共同」という学習体験

2005年10月31日 | 読書
高学年になっても「好きか嫌いか」「損か得か」を基準にして行動する子や、感情をコントロールできない子が多い。
こんな子どもたちに、今、必要なのは、「共同」することによって、自分の存在と他の存在がはっきりするという体験である。「共同」によって、知と情がバランスよく高まっていく。

岩下修「授業研究21 2005.9」(明治図書)


一人ひとりを大切にということが
単純に個別学習という形態に流れていないか。
知の面ではある程度の効果があったとしても
それはきわめて皮相的な、薄っぺらで頼りないものだ。
情が結びついてこそ「力」になり得る気がする。