すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

教育を巡る論議の前提

2005年10月16日 | 読書
教育を巡る論議には、「子どもを産み、育てることには問題が多く、辛く苦しいことも多いが、基本的には充実感があるものだ」という前提がない。つまり子どもを産み、育てることのメリットがまったくアナウンスされていない。それは結婚にしても同じことだ。
村上 龍『ダメな女』(光文社文庫)


問題のない人間などいない。
すべての子どもが問題を抱えている。
その多さや重さばかりに目を向けている私達…
その顔の暗さは、教育にとってマイナスでしかない。
明るい方向を求めるならば、言葉や表情を選ぼう。