すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

古稀の師匠が語ること…その2

2005年10月10日 | 雑記帳
四文字熟語をホワイトボードに書きつけ
読解力とは何かということについての具体的な話となった。

攀轅臥轍

「読めますか」という問いかけに対して
沈黙の会場である。
指名された参加者が(それ以外の参加者もおそらく)
電子辞書をひき始めたのだが、広辞苑に載っているレベルではないらしい。
そこからまず「漢字が読める」大切さについて話は進んだ。
字の読み方を知り、その意味を知る
そして、そこに込められた思い、考えを知る…
そういうステップを踏みながら
言葉の広がり、深まりを実感できている自分がそこにいた。

先生は、こう仰った。

読解力は、可視の世界から不可視の意味をさぐる力

読解力は、一つの追究力である。
「攀轅臥轍」は、その高まりを目指した教師にふさわしい。