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縷述~つながる授業 その11

2006年12月24日 | 教育ノート
 二学期末という時点で、改めて本校研究主題を見つめてみます。

  かかわり合いながら課題解決していく子どもを育てる学習指導の工夫

 この文言を、チェックポイント風に分けてみると、この二つになるのではないでしょうか。

 ①かかわり合う活動ができていたか
 ②課題解決していく能力、態度が身についたか

 
 もちろん評価をするときは、もう少し細分化する形になるはずです。①に関しては「人とのかかわり」「もの・事象とのかかわり」といった対象に分かれます。②はもちろん教科による違いがありますし、課題設定や計画力、追究力、まとめる力など段階によってもそれぞれ分かれるでしょう。

 テーマを「子どもの具体的な姿」としてイメージしていくつか例示してみます。

 ●積極的に他の子どもと話し合う   ●自然・社会に対しての興味、関心を表現する
 ●調べ学習について意欲的である   ●ねばり強く作業し、最後まで続ける

 もちろん、まだ他にも考えられます。こうしたいくつかの観点で「観察評価」をしたり、「作品・記録物評価」をしたりして、主題の達成度が見えてくるはずです。
 特に、記録物の評価は念入りにしたいものです。ノート、プリントに限らずその記録が「課題」に対してつながっているかどうか、というのは非常に大きいと思います。子どもの思考が連続し、意欲が持続していることは、必ず記録に表れてくるはずです。
 また、これは指導者としてふりかえってみるいい材料にもなります。課題解決のために何を書かせたか、それが有効だったか、が直接見える形になっているわけですから。
 従って、ノート指導の重要性はそのまま本校研究テーマにつながると言ってもよいのではないでしょうか。