すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

楽しみは、音とともにやってくる

2007年05月29日 | 教育ノート
 昔(この場合は1980年頃か)受け持った子どもに「好きな言葉」を聞いたとき、「らく」と答えた子がいて唖然とした記憶がある。
 今ならきちんと切り返してあげれるのになあ、とふと思った。もっとも、そんな言葉さえ出ないかもしれない。
 さて、先週六年生が修学旅行でプロ野球観戦をした。楽天VSヤクルト戦である。その最中に担任の携帯に電話をし、19人一人ひとりに順番に感想などを聞いてみた。なんとも楽しい時代である。
 

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 もともとの「樂」という字はものの形から作られた象形文字ですが、二説があるようです。一つは実のある木にマユがかかっている様子(その木はクヌギだそうです)、もう一つは柄のある手鈴の形、ということです。
 音が出る、音を出すという共通点から「ガク」という読みが出てきました。「おんがく」の意味に使うときは「ガク」、「たのしむ」時は「ラク」と使い分けられています。どちらも出された音によって楽しむという姿が元になっているようです。

 大きな野球場で楽しんだ六年生にとっても、様々な音は忘れられないでしょう。ホームランの球音、歓声、応援団の声援、そして舞い上がる風船の音…それらとともに楽しい思い出が残ります。
(5/25)
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