すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

甲をつけて、甲を目指せ

2007年05月02日 | 教育ノート
 月初めの集会で「こいのぼり」について話をしてから、おり紙の「かぶと」を見せ、新聞紙で作ったものを一人の子の頭にかぶせた。
 こいのぼりの泳ぐ姿がめったに見られなくなったのは、少子化の一つの風景であるし、親の願いが明快でなくなったことの表れとも捉えられるのではないか…。
 この文章の次には、できれば紙のかぶとを作って子どもの頭にかぶせてやってほしい、と付け加えた。


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 この字は「コウ」という音読みが一般的ですが、訓読みでは「よろい」「かぶと」という読み方があります。
 全校集会で五月人形にちなみ「かぶと」のことを話しました。「兜」の字がよく使われますが、「甲」の字もあるんだなあと思い出しました。
 この字は亀の甲羅の形をもとにできたそうです。甲羅のように堅いもので身を守ることから「よろい・かぶと」という意味になりました。また「甲」は「十干」という暦年や暦日を数える中国の方法に出てきます。有名なのが「甲・乙・丙…」という言い方ですね。
 「甲」はものの順序の「第一」つまり「首位」を表してもいます。
 春の大運動会…かぶとはつけませんが、みんな首位を目指して頑張れ!
(5/1)
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