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桜と絵本と豆乳と

暮らしに目を向けるため

2007年12月11日 | 教育ノート
 日記には結構思い入れがある。自分が担任でなくなってからも時折提案めいたこともしてきた。今回もさらりと書いてみた。その教育的価値については、いつかもうちょっとまとめて考えてみたいと思っている。

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縷述 「つながる授業」29

 唐突ですが「冬休みの家庭学習にふさわしい課題」とは何だと思いますか。
 二学期の教科の復習、その子の苦手を克服するためのドリル、たくさんある時間を利用しての読書や作品づくり…それぞれに考えることがあると思います。学年によって違いもあるでしょう。

 あえて一つだけと限定されたら、私なら「日記」を続けさせたいと思います。それはなぜかというと、冬休みには子供たちに書いてほしい「ネタ」が詰まっているように思えるからです。

 年の変わり目(大晦日、元旦、正月行事など)に伴う出来事がある
 人の出入りが多く、交流が期待できる

 どこかに出かけたことや外遊びばかりが、書くことのネタになってはさみしい気がします。慣わしやしきたりについての話や来訪する親戚の人の様子など、様々なことに目を向けてほしいものです。そのための手段として日記は十分に使えるのではないかと思います。

 継続して取り組んでいるかどうか、また個々の書く力の実態によって、子供たちへの事前指導(つまり枠の与え方)は違うでしょう。本校のテーマに合わせたら、こんな課題の与え方も面白いのではないでしょうか。(いくつかテーマ例を挙げれば書くためのヒントになる場合もあります)

 「自分が今日誰かにしてあげたこと」 
 「人から聞いてなるほどと思ったこと」
 
(12/7)
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