すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

いい風を待ちたい月だよ

2020年06月02日 | 雑記帳
 六月は水無月と称されるのが有名だが、「風待月」という異称も素敵だなと思う。全国的に緊急事態宣言の段階的な制限が解かれ始め、報道が一斉にそんな雰囲気を醸し出すものだから、「いい風」が吹いてくれと余計に願いが強くなる。月替わりを区切りにできるほど甘くはないが、何かを頼りにしたくなる心境でもある。


 町広報今月号が届き、昨年6月に産まれた二人目の孫の写真が載っていた。また応募した地元紙一日付「誕生おめでとう」のコーナーにも、写真付きのメッセージが載った。初孫のときも同様でその喜びは変わらない。世間も同じように言葉をかけてくれる。ただ、今の窮屈さをすぐに解き放ってくれるわけではない。


 教育関係者の多くは、北九州市の動向を注視するだろう。感染が始まりだした頃から言われた無症状の感染者の存在をどのように受け止めるか、これが現場を悩ますことは間違いない。やるべきことをやるのみだが、指針を示されないと手に余る気がする。改めて「目に見えない敵」の怖ろしさが忍び寄ってくる。


 全国の花火師たちの気概を示した昨晩の企画は、素直にいいなあと感じた。自宅から見えたり聞こえたりしたわけではないが、それでもなんとなく連帯感を持てる。花火がよく映えるためには適度の風が必要で、それが煙を流してくれるからだ。顔を上向きにして花火を見上げるように、心も上向きでありたいと思う。


 花火のようなコロナのような(笑)見事に咲く花02020.6.1