すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

本音で考える絵本三昧

2020年06月11日 | 雑記帳
 先月スタートした学校での読み聞かせ、今月は割当は一つだったが、学校でもソーシャルディスタンスが行き届いている様子であり、若干やりにくさも感じたので、割当外の時も参加させてもらうことにした。今月前半に三つが入ることになる。一年生から中学年まで、それぞれに対象は違う。選書の楽しみが増えた。


 一年生に当初考えたのは『月火水木金銀土日。銀曜日、何しよう』という、以前別の学校で低学年に読み聞かせた本だった。実はデータとして取り込んで大型テレビで映そうと試みたのだが、データが重くなるとトラブルが生じ、この作業をするうちに気持ちが萎えてしまった。本の良さとは無関係なのに意志薄弱だ。



 もう一冊『ちちゃこいやつ』も候補だった。これは、あのダニエル・カールという山形弁を操る外国人が訳している。方言で語ることになり、その雰囲気がよい。展開も意外性があり、読み手としては気にいったのだが、絵の細かい点が伝わるかどうか不安が残った。40人を超す大勢に対する配慮としては当然だろう。


 そこで、昨年度なかなか好評だった『わゴム』シリーズを思い出した。『わごむはどのくらいのびるかしら』『わたしのわごむはわたさない』。前者は大型絵本、後者はデータで取り込みスライドショーにしてある。まあ、これは安定した形でやれるはずだ。ただ時間的にはもう一冊必要。少し毛色の違うものはないか。



 昨年の記録を見ていたら、『心ってどこにあるのでしょう』という絵本を三年生に取り上げている方がいて、題名に惹かれ探してみた。いもとようこの独特の絵が可愛い。これなら一年生でも面白いではないか。大人になっても謎の一つである「心」の存在。読みながら一緒に「本音」で考える、楽しむ活動でありたい。