すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

梅雨の滴る令和の風景

2020年07月14日 | 雑記帳
 先週末はしばらくぶりに会った方々が複数いる。うち二人は、仕事上の依頼があり打ち合わせをした。同年代であるがまだまだ現役感いっぱいだ。自分などは些細な疲れが身体の不調につながる時もあり、少し羨ましい。梅雨時の鬱々としたなかで、劣化は避けられないが、実は目指している姿は古びた味わいなのだ。



 現役教員である方々とも会い、特殊であるような相変わらずのような話を聞いた。コロナ禍で学校現場にも給付があるという。物品購入と限定されるようだが人的補償がいいと単純に思う。時給1000円だと10万円でも100時間使えると計算が働く。今困っているのは何か、誰か。対策の焦点がずれている気がする。


 日曜朝に『目撃!ニッポン』というNHKの番組を見た。闘病生活で末期の方々にも食べ物を経口摂取させたいという願いを持つ、県内在住の医師を中心としたチームが取り上げられていた。該当家族との信頼が築かれている。「食べる」行為が人をつなぐことは大きい。夫婦で見たがお互い「胃ろうはやめよう」と確認。


 月曜。午前中に2歳の孫を連れて実家へ。往復約1.6Kmを歩く。あまり暑くもなく順調だった。道中、水たまりにすぐ入ろうしながら「どうして水たまりはあるのかな」などと口にしたりする。川沿いの散歩道で見かけるのは、老夫婦の同行姿。犬と散歩する中年、そして我々。端折って言えばこれが令和の風景か。