すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

そうですよね、二宮先生

2020年07月26日 | 雑記帳
 「密にならないで!」

 TVからの声や、店舗内の放送では繰り返し何度も聞かされたことだが、直接に、しかも強い調子で、そう言われたのは初めてだった。

 勤務上は連休ではなかったが、昨日の午後から「骨休め」と称し応募したプレミアム宿泊券を使うことにして、県内の温泉へ一泊した。その帰りに地元の鮮魚などを扱う店内のことだった。


 (泊まった場所はここ。玄関横にかの銅像が…。これを知っていればかなり通だ)

 前夜はゆっくり温泉につかり、美味しい料理を堪能した。
 当然ながら宿もずいぶん気を遣っていることが分かる。
 食事も分散させているし、予防のための策がすみずみまでとられている。

 さらに宿泊券を使うのでそもそも半額になっているうえ、その市では独自に宿泊者におみやげまで持たせている。
 いくらぐらいだろうか…今調べたら一人当たり3000円相当の地元特産品だった。地元産業の消費拡大の意味もあるだろう。

 そのうえ支払い時に、例の「GO TO トラベル」の請求用の証明書までいただいた。
 これも調べると、旅行者から申請すると35%引きになるということ。
 いわゆる金銭面だけで考えてみると、実際の宿泊代は本当にわずかだ。

 言い方は悪いが、コロナのおかげみたいなものである。
 しかし、それは今後拡大させないようにして経済を回すためにあるのだという点は、きちんと頭になければいけない。
 そこを踏まえての動きにこそ、意味がある。
 (皆さんも積極的に県内を回りましょう)


 狭い通路でいい魚が並んでいないかだけに気を取られ、思わず前の人に寄った自分が「密にならないで!」と、店のオバちゃんに注意されたのは、それに気づかせるためだったのだ。

 そうですね、二宮先生。