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9年目のサイズダウン

2021年04月24日 | 雑記帳
 自家用車を買い替えた。今まで乗っていた車は2.5ℓだが、今回は1.5ℓ。まあ齢相応だろう。実は9年前の買い替えのとき、当時も乗っていたアウトバックからサイズダウンを図ろうと考えていたのだ。しかし、試乗してみると圧倒的な差を感じ、新型アウトバック(しかもアメリカンサイズで大型)にした経緯がある。


 エコロジーや節約よりも、まだアクセルの勢いに惹かれる頃だったのだろう。お蔭でこの車には思い出も多い。2012年震災の翌年に購入し長距離ドライブにもしばしば出かけた。東北全県と新潟、そして北海道の半分ぐらいは走破している。お気に入りが本革シートであり、これが今もって飽きない理由なのかなと思う。


 だから、今までの買い替えの時とは違って「名残惜しさ」がある。普通なら新車への期待で旧車などあっさり見送ることができるが、昨日車内の整理をしながら、思わずしみじみしてしまった。ナビに登録された観光地の場所も懐かしい気がした。車体にちょっぴりお酒をかけ、安全に運んでくれたことへ感謝した。


 アウトバック最後の日。図書館をバックに、サヨナラ…

 さて、サイズダウンする意義。もちろん通勤時にあまり使わなくなったことや頻繁な遠出も難しくなってくるだろうし、つまりは経済的な点である。脱炭素であればハイブリットなのだが、先々を考えれば経費面でガソリン車に落ち着いた。それでもエコカー補助金はしっかり付けてもらえる年齢になった。嬉しい。


 地方在住者にとり自家用車は「足」である。サイズダウンしたとはいえ、それを使わなければやはり「全体」に衰えがくるだろう。行動のサイズを拡げるのは難しいが、小回りの良さを生かしてサイズ内の質を向上させる意欲を持ちたい。当然だが、安全第一。そして乗る楽しさや便利さを感じられる相棒に育てたい。