すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

認知症スケールに挑む?

2021年06月04日 | 雑記帳
 2年ぶりに人間ドックへ。今回は大腸検査をバスして(前回のつらい体験が頭にあったので)、久しぶりに脳ドックもオプションとして入れてもらった。申し込みの確認をしたら、担当の看護士さんが「一緒に、長谷川式ナンダラカンダラもどうですか?」というので、一瞬、嫌な気もしたが「いいですよ」とつい口にした。


 午前中に難関の胃カメラや他の検査、そしてMRIなどが無事終了した。暗くなると眠くなるという性質は相変わらずで、腹部エコー検査で一瞬、さらにあの知っている人は知っているMRIのガンガン音がなる中でも、危うく眠りに落ちそうだった。昼食をとり、個室で休んでいたら、看護士からお呼びがかかった。


 2021.6.2夕 ドックの廊下から見える落日、老化の自分と重なり、しみじみ

 狭い検査室に通され、最初は年齢を訊かれた。そして「今日は何年の何月何日ですか」「ここはどこですか」という問い…ああ、あれだと思った。認知症を取り上げたTV番組でよく行われている。そうすれば出てくるぞ、三つの言葉が…案の定「桜、猫、電車」という言葉を憶えておいてくださいという指示が出た。


 別の質問を続けたあとに、また訊かれるわけだ。それから「100から7を引いていく」のもあった気がする。と思ったら、その通りに出てきた。「100引く7は93」「93引く7は84」「いや違う!86だ」となり、えーっと一瞬あせる。少し動揺しながら数字の逆唱3桁、4桁をこなす。先ほどの三語は難なく復唱できた。


 5つのモノを見せ一旦隠し、後で訊くという。次に「野菜の名前をできるだけ多く言ってください」。あっこれはドラマ『俺の家の話』でやったのと同じ…と思いつつ「キュウリ、ナス、トマト、ほうれそんそう、大根」まで言って「あれ根菜もいいのか」などと尋ねたりして、軽い錯乱の末、どうにか合格?しました。