今回は、平成24年就労条件総合調査結果による「所定労働時間」です。
1日の所定労働時間は、
● 1企業平均7時間44分(前年7時間43分)、
● 労働者1人平均7時間45分(前年7時間44分)
となっています。
週所定労働時間は、
● 1企業平均39時間22分(前年39時間23分)
● 労働者1人平均39時間03分(前年39時間01分)
となっています。
1企業平均を企業規模別にみると、
1,000人以上:39時間03分(前年38時間58分)
300~999人:39時間04分(前年38時間58分)
100~299人:39時間12分(前年39時間10分)
30~99人:39時間27分(前年39時間30分)
となっています。
産業別にみると、
金融業、保険業が38時間08分(前年38時間03分)で最も短く、
宿泊業、飲食サービス業が39時間48分(前年39時間48分)
で最も長くなっています。
この所定労働時間については、
【24-5-E】
長時間労働を是正する取組が進んだ結果、平成20年以降の所定労働時間は、
日単位でみても、週単位でみても、短くなってきている。
という出題があります。
平成20年調査では、
1日の所定労働時間については、
1企業平均は7時間41分、労働者1人平均は7時間43分
週所定労働時間については、
1企業平均は39時間21分、労働者1人平均は39時間01分
でした。
ですので、短くなってきているわけではありませんから、
この問題は誤りです。
労働時間に関しては、
平成7年度試験から11年度試験まで5年連続で、
毎月勤労統計調査から出題されたという実績もあります。
ってことで、細かい数字は置いといて、
最近、どのように推移しているかということくらいは、
知っておきましょう。