就業者は、2015年平均で6,376万人となり、前年に比べ25万人の増加(3年
連続の増加)となった。
男女別にみると、男性は3,622万人と1万人の増加、女性は2,754万人と25万人
の増加となった。
また、15~64歳の就業者は、2015年平均で5,646万人となり、前年に比べ24万人
の減少となった。
男女別にみると、男性は3,181万人と26万人の減少、女性は2,466万人と4万人
の増加となった。
就業者を従業上の地位別にみると、雇用者は2015年平均で5,640万人となり、
前年に比べ45万人の増加(3年連続の増加)となった。
就業者に占める雇用者の割合は88.5%となり、0.4ポイントの上昇となった。
雇用者を男女別にみると、男性は3,166万人と7万人の増加、女性は2,474万人
と38 万人の増加となった。
自営業主・家族従業者は705万人となり、20万人の減少となった。
2015年平均の正規の職員・従業員は3,313万人と、前年に比べ26万人増加
(8年ぶりの増加)となった。
非正規の職員・従業員は1,980万人と18万人増加(6年連続の増加)となった。
なお、役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は37.4%と
なった。
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就業者に関しては、就業形態に関する出題がよくあります。
その中の1つ、ちょっと古い問題ですが、
【 12-労一3-C 】
総務庁「労働力調査特別調査」によれば、雇用者(役員を除く。)を「正規
の職員・従業員」とそれ以外の「パート・アルバイト、派遣・嘱託・その
他」に分けてみると、次第に「正規の職員・従業員」の割合が低下する傾向
にある。「正規の職員・従業員」の割合は、1999年には雇用者(役員を除く。)
の約4分の3まで低下している。
というものがあります。
出題当時は、正しい内容でした(平成27年は3分の2を下回っています)。
「正規の職員・従業員」の割合は、平成26年から平成27年にかけては、
横ばいですが、ここのところは低下傾向で推移しています。
その中で、「正規の職員・従業員」の数が8年ぶりの増加となっている点、
ここは、注意しておきましょう。
「非正規の職員・従業員」については、平成27年調査では、その割合が37.4%
と、4割近くになっています。
で、「非正規の職員・従業員」の数は6年連続の増加です。
ということで、「非正規の職員・従業員」は増加傾向であることも、
押さえておきましょう。