若年無業者は、2015年平均で56万人となり、前年と同数となった。
若年無業者を年齢階級別にみると、25~29歳及び30~34歳が17万人と最も
多く、次いで20~24歳が14万人などとなった。
なお、25~29歳における若年無業者の人口に対する割合は2.6%となり、前年
に比べ0.2ポイントの上昇となった。
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この労働力調査における若年無業者とは、15~34歳の非労働力人口のうち
家事も通学もしていない者です。
若年者の雇用の動向に関しては、平成24年度試験の択一式で1問出題されるなど
過去に何度も出題されていますが、若年無業者については、
【 21-3-B 】
労働経済白書によれば、いわゆるフリーターの推移をみると、2003年にピーク
を迎えた後、新規学卒者の就職状況が改善したこともあり徐々に減少したが、
滞留傾向が懸念される年長フリーターが引き続き課題となっており、また、若年
無業者(15~34歳の非労動力人口のうち、家事も通学もしていない者)の推移
をみると、2007年は162万人と、前年に比べて大幅に増加した、としている。
という出題があります。
これは、誤りです。
「162万人と、前年に比べて大幅に増加した」
とありますが、
「62万人と、前年と同水準」
でしたので。
数値を置き換えて誤りを作っていますが、
大きく違う数値になっています。
このような数値、ほんのわずかな違いで誤りとして出題されたとしても、
答えようがないところがありますから、大きく違う数値で出題したので
しょう。
ですので、
平成27年調査では「56万人」とあるので、
その程度を知っておけば、同じような出題があったとしても、
対応できるでしょう。
ちなみに、平成27年版厚生労働白書(P291)に、
フリーター数は、2014年には179万人となり、前年(2013(平成25)年
182万人)と比べて3万人減少となっており、また、ニート数については
2014年には56万人となり、前年(2013年60万人)と比べて4万人減少
している。
という記述があります。
こちらの記述も含めて、正確な数値ではなく、おおよその数値を
押さえておけば十分です。