百醜千拙草

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ニュースを聞いて

2007-07-31 | Weblog
アメリカは先の中間選挙で、ブッシュの政策に愛想をつかした国民は、民主党議員に票を集め、民主党議会が成立しました。今回、日本でも同様に前首相と現首相の路線に愛想をつかした国民が参院選でその意思を表明しました。この歴史的な自民党大敗をうけてなお、首相を続投するのが自分の責任だというトンチンカンなコメントを出した現首相の理解力はおそらくブッシュ並みなのでしょう。それでは、小沢一郎がやってくれるのかというと、これもちょっと疑問ですが、とにかく小泉/安倍路線が潰れないと先に行けませんから、一歩前進です。

今朝のニュースで、映画監督のイングマールベルイマンの死亡を報告していました。この間、数十年ぶりにベルイマンの映画をDVDで見たところでした。ベルイマンは英語読みだとバーグマンで、イングリッドバーグマンと同じ名字です。カサブランカでハンフリーボガードの相手役だったイングリッドバーグマンを見た時には、絵に描いたような美人だなあと感心したのですが、その後中年になってからの映画をみたときには、ただの図体の大きい北欧のおばさんという感じになっていて、年月の無情を思い知らされたものでした。北欧はアジア人の私にとってはもっともエキゾティックな国という先入観があります。スウェーデン家具のIKEAに行くと、スウェーデンの食品なんかも売っていて、私はリンゴンベリーのジャムが好物です。スウェーデン風のミートボールにこの甘酸っぱいジャムをつけて食べると、春の北欧の草原(もちろん見た事はありませんが)が思い浮びます。こうした訃報を聞くにつけ、自分の青春時代が少しずつちぎれて消えていくような気がします。それでも余り悲しい気にならないのは何故でしょう?
コメント
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