百醜千拙草

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戦争反対

2012-12-14 | Weblog
ちょっと前のイランラジオのニュースから。

アメリカが日本に4億2100万ドルの兵器売却を承認
アメリカ国防総省が、日本へのイージス艦ミサイル防衛システムと関連機器の強化に向けた武器売却を承認しました。
ロイター通信によりますと、アメリカ国防総省は、議会に対し、「日本のミサイル防衛力の強化のために、4億2100万ドルの武器売却を承認した」と伝えました。
他国への武器売却を担当するアメリカ国防安全保障協力局は、「日本は、自国の防衛システムの強化を我々に要請している」としています。


日本は金持ちですな。400億円ほどアメリカの武器在庫セールで大盤振る舞いちゅーわけですね。どこの誰が「日本の防衛システムの強化をアメリカに要請」したのですかね?

もう一つ、先週の話ですけど、

国際的な非難に直面するアメリカの核実験
最近、アメリカが行った核実験が、国際的な非難を呼び起こしている。 
アメリカは、6日木曜、ネバダ州で、臨界前核実験を行った。アメリカは、これは27回目のアメリカの核実験であると発表した。この核実験の目的は、アメリカの核兵器の性能を維持するだと言われている。
アメリカのメディアは、「アメリカ政府は、今後10年、自国の核兵器庫を新しくするため、1000億ドルの費用をかけようとしている」と報じている。
世界の多くの国々は、アメリカによる最近の核実験を非難している。
イランは、こうした核実験が核兵器廃絶を目指す世界規模での努力に反するものだと強調している。
広島や長崎の市長らも、こうした核実験を非難し、アメリカのオバマ大統領に書簡を送り、自らの抗議の意を表明しているのである。
アメリカは、過去に他国に対して核兵器を使用したことのある、世界で唯一の国である。また、アメリカは即時使用可能な核兵器の最大の保有国であり、また、この兵器庫を最新鋭のものにしようとしている。
アメリカ政府は、この目的のために天文学的な数字の費用を費やしているが、その一方で同国の経済は危機に遭遇しており、失業率も非常に高い。
アメリカは、我こそは世界における人権擁護国家であると豪語しているが、核兵器に費やす費用を、自国民や、世界の安全強化という国際的な要求実現のために費やすという意向はないのである。


おっしゃるとおりです。
そして、

イランがイラン領空を侵犯したアメリカ軍の無人偵察機を捕獲

イラン偵察機、アメリカ核実験、武器在庫セール、と立て続けですから、やっぱりアメリカはイスラエルに押されてイラン侵攻を計画しているのでしょうか。
選挙前なので、日本のメディアが選挙一色になるのはやむを得ないですけど、日本が大量に武器をアメリカから購入しようとしているというようなニュースをロイターが伝えても、日本のマスコミは伝えている様子がないですね。悪事はこっそりですか。

もう一つ。北朝鮮の人工衛星の打ち上げを『ミサイル』と断定して報道するマスコミ。人工衛星は無事に軌道に乗ったという話。本音は長距離ミサイル開発の一環としてやってはいるのでしょうが、建前は人工衛星です。前回の打ち上げの時も、北朝鮮は各国の人々をわざわざ打ち上げに招いたにも関わらず、日本などは拒否して行きませんでした。たとえ隠された意図があったとしても、一方的にミサイルと断定して非難するのはどうなのですかね。それに対して、アメリカの核実験やインドのミサイルの打ち上げに対する批判は全然みられません。インドの弾道ミサイル「アグニ1」打ち上げ実験を報じている日本の大手メディアは見当たりません。こっちは「人工衛星」ではなく、れっきとしたミサイルで、700キロの射程距離を有し、総重量は12トンで、全長は15メートルに及び、重量が1000キロある核弾頭1発を搭載できる仕組みになっているそうです。700キロならインドから発射しても日本には届かないから関係ないと思っているのでしょうか。

国民の多くが生活が苦しいと喘いでいるのに、自民や維新の好戦的な人々は、中国が攻めて来るとか北朝鮮からミサイルが飛んでくるとか言って、憲法改正して、核武装して、徴兵制にして戦争しよう、と言っているようです。一般国民にとって戦争して良いことは何一つありません。そもそも、戦争になって中国が攻めてきたら、何ができますか?核武装していて14億の不満を抱えた国民が一斉に攻めて来きたらどう対抗できると思っているのでしょうか。それに、中国と日本が戦争になったら、アメリカもロシアも結局、勝ちそうな方に味方をするのです。帰趨は最初から見えていて、日本が見捨てられるのは明らかです。そして、またまたアメリカに嵌められて痛い目を見ることになります。そんなことよりも、如何に戦争をせずに済むかを第一に考えられる人に投票しましょう。それから、目の前の国民の問題、原発と消費税とTPPです。それに反対する政党に入れましょう。
小沢氏の本当の狙いは次の参院選でしょう。日本のシステムであれば、たとえ衆院で安倍氏らが軍国主義的決議をしても、参院でねじれていれば衆院で与党が2/3以上でない限り通りません。目先の目標は、衆院選で自公民、維新に2/3を取らせないこと、そして来年の参院選で彼らに過半数をとらせないこと、だと思います。

もう一つ、さっき読んだ「なだいなだ」さんのエントリーで、興味深い主張があり、尤もだと思うので転載します。

マニフェストか、過去に対する責任か

老人党を立ち上げたとき、ぼくは、落とすことを考えよう、われわれにできることは、だれを選ぶかではなく、だれを落とすかだと、選挙に対する考えを変えるように提案した。自民党の政治を終わらせるために、たまたま民主党に票を入れるよう勧めたのであった。民主党のマニフェストに賛成したからではない。
 これからの世界の展望を示さず、自分たちの世界政治の中での位置を示さず、目先の個々の問題を書き連ねただけのマニフェストだなんて、読む価値がない。読むなら、その幼稚さを批判するためであって、期待などするためではない。
 これまで、政治家が過去に何をなしてきたかを考えず、公約なる口約束、つまり口約ばかりに目がいってしまっていた。だから、政治が変わらなかったのだ。
 大震災とそれに続く原発災害で、今や、政治家たちが、過去に何をしたかが見えてきた。最近起こった、中央高速道トンネルの天井落下の災害もそうだ。あえて、事故などと呼ばず災害と呼んでおこう。
 だが、政治家は、今もって、自分からその責任を語ることをせず、もっぱら口約ばかり述べ立てる選挙をし続ける。ぼくたちの一票は、そういう政治家を落とすために使うべきだ。


その通りですね。そう言う視点から言えば、民主党と安倍自民党に不信任を突きつけなければなりませんね。民主がダメだからと言って自民に入れたのでは逆戻りです。談合三兄弟議員を落とすことが第一の目的です。
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