株式市場の暴落、止まるところを知りません。コロナウイルス騒動がもっとも悪いタイミングでキックインしてきました。このまま世界的な大恐慌へ突入するかもしれません。このウイルスで社会の経済活動をささえている中小零細企業、サービス業が軒並み直接の影響を受けており、株式市場だけの話ではなく、実態経済にもかなりのダメージを与えつつあります。
研究業界は関係ないと思っていましたが、そういうわけにもいかず、検査件数の増加にともないウイルス患者が急増したため、ウチの施設も、必要最低限の活動以外はシャットダウンすることが決定され、一ヶ月半、仕事がストップします。ここでは多くの研究者がサバイバル モードですから、一ヶ月半仕事がストップし、その再開に下手するとまた数ヶ月、となれば、ダメージは相当大きいです。また研究室では時給で働いている人も多くいて、そういう人にとっては死活問題です。
しかし、まだ研究施設はマシかもしれません。街中では、飲食店などが大打撃。病気よりも先にキャッシュフローが止まって死ぬ人の方が多くなるかもしれません。感染性疾病を広げずに収束させるという点では、人の集まる場所を閉めるのが効果的であるのは過去のインフルエンザの例から実証されています。それに失敗すると、人口のかなりの部分が感染して免疫を持つようになるまで収束しないのではないかと思います。その過程で大勢の犠牲者がでるでしょう。
そう考えれば止むを得ない措置ではありますけど、命よりもカネが大事な資本主義社会ですから、ウイルスが収束した後の後始末も大変なことになるでしょうね。
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