ウチの狭い庭にロウバイが今年は盛大に咲いている。1m半ほどの高さだけれど、横幅広く枝がはりだしていて、そばに寄るとかなり強く匂ってくる。大量の花がびっしりなのだが、残念なことに黄葉した葉っぱが落ちずに残っているので、イマイチ花が目立たない。
せっせと葉をむしり取ってみたが、ラチがあかないので枝を切って生けてみた。少々枝を払っても惜しくないほどに四方八方に枝が伸び、びっしり花も付いているのです。
これは自然の花なのかどうか疑いたくなる花びらをしている。触った感じもビニールみたいで造化っぽい。触ると匂いが強くなる。触った指は人工的な香水のような匂いが付き、強すぎて臭いとさえ感じる。思わず狼狽してしまう程の人工臭なんである。
ところで、このロウバイは漢字変換すると、蠟梅や臘梅とでるが、そのまま出すのは蠟や臘の字を書けないから気が引ける。ロウバイというのは十年ほど前まで知らなかった。ロウバイと聞けば、狼狽か老梅しか思わなかったけれど、ウチで花まで咲いたから蠟梅の字も書いてみたい。蝋梅でいいではないか・・これなら書けそうだ。