湖北は木之本に行ってきました。木之本インターを降りてすぐそばに目的地はあったのですが、高速代がもったいないので、早起きして6時前に出発。奈良街道を北上して山科で1号線に入り、直ぐに湖西道路に乗ります。
湖西道路が無料化されて10年。その途端、高速道路ではなくなって、制限速度が60kmになってしまいました。快適な道を時速60kmに抑えるのは大変な苦労です。ただ程高いものはないというリスクを背負うことになったわけです。
通行料の代わりに罰金を払った人は多いはずですが、私は細心の注意を払って免れています。雄琴インターを過ぎて、走りながら悩むのです。湖西道路をこのまま突き進んで琵琶湖を回って木之本に行くか、それとも琵琶湖大橋を200円の通行料金払って渡り湖東の湖岸通りを北上するかと。
距離はどちらが短いかわからないけれど、燃料が安くなってきたから気分的に楽な道を選びました。信号が少なくてシンプルに走ることのできる湖東。そうしている内に夜が明けてきました。琵琶湖越しに見る比良山系は薄く冠雪しています。時々見える湖面には鴨がたくさん浮いています。
沖島をちらちら見ていたら、白鳥が飛んでいきました。コハクチョウが4羽です。彦根近くなると伊吹山が見えてきます。この方角からの伊吹山は山が半分欠けたような形をしています。夏場の天気の良い日には半欠け部分にパラグライダーが飛んでいたりします。
渋滞は長浜のダイハツ工場に通勤する車が右折する箇所だけで、あとは順調に走り、どのあたりで8号線に行くか決めかねます。いいかげんなところで右折したら、道がくねくね曲がり、方向も判らなくなったけれど、何となく8号線にたどりついて約束の時間の30分前の8時半に木之本の目的地に着きました。
昼に用を終えて、いつもだったなら、ここまで遠出をしたのだから湖北野鳥センターに寄るか、ぐるっと回って湖西に抜け新旭水鳥観察センターに寄ります。とにかく寒い今時分は冬鳥を観るのが楽しいのです。
でも今回は京都市内での次の用があり、早く帰らなければならなかったのです。まことに残念ながら木之本インターから高速道路は北陸道に乗りました。すぐに伊吹山が見え、この景色を全然撮らないでしまったことに気付き、運転しながらiPhoneで撮ったのです。
車は前方に一台だけで、後ろには見えなかったし、チェーン脱着エリアが先に見えて広々していたので、多少危険運転とも言えましょうが、自己責任でありますから気をつけて撮りました。朝に彦根方面から見た姿とは全然違う形です。雪を見れば生まれた地を想い出します。たれか故郷を想はざる・・であります。
米原で名神に乗り継ぎ、京都東インターで高速を降りて料金の高さにびっくりしました。なんと2730円です。割引が全くない時間帯にこれだけの距離を高速で走るのは久しぶりなのでがっくりです。朝は早起きして琵琶湖大橋を渡るのに200円だけ使いましたが、早起きは三文以上の得だと思い知りました。昨日(29日)のことを手紙風に書いてみました。