柔かい羽毛が一箇所にまとまってあり、その近くには翼の羽も尾羽も散乱していた。羽の生え替わりだったら集まってはいないので、毟られたはず。ここには写っていないが羽のはっきりした色模様などからシジュウカラのものだと思われる。
英語だと翼はwing、翼や尾羽の羽根はfeather、胸や腹の柔毛はdownとはっきり分かれるけれど、日本語だとどれも羽(はね)と言ってしまう場合が多い。その辺りは少し表現上、不便だ。
閑話休題、襲ったのはカラスだと思われる。ハヤブサだったら、こんな小さい鳥はあまり襲わないし、羽毟りは広々した所や崖のくぼみなどの見晴らしの良い所で行う。ハトをそうやってるのを目撃したことがあるし、野生の王国などで観た。
もうシジュウカラだと決め込んでいる。検索すると天敵はカラスとヘビ。ほとんどが卵から巣立つまでの間か、巣立った直後にやられるそうだ。この羽はまだ新しい。でも今は子育て巣立ちの時期ではない。怪我、病気、加齢などで弱っているところを襲われたか。長明の庵跡の巨石の小川縁でのこと。