鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

方丈石

2015年01月26日 14時14分23秒 | 散歩は夢中












昨日の記事だけでは片手落ちなので、今度こそ自宅から歩いて鴨長明が方丈記を著した庵跡に行ってきた。道しるべに従って歩いてるとおぼしきヒトとは一人も会わなかった。現地でも帰りにも誰にも会わなかった。日曜日だったのだけれど。

方丈というのは1丈×1丈の四角ということだ。1尺は30.3センチ。100尺が1丈。だから方丈はほぼ3m四方の広さで約5畳半。これが親鸞の日野薬師法界寺から山に少し分け入った所にある。『長明方丈石』石碑と『方丈の庵跡』銘板の裏、斜面から見下ろすと、巨石なのだけれど落ち葉が一杯なのと二股の樹まで生えているので庵跡には見えにくい。谷筋なのでチョロチョロと流れる川もある。これが方丈記の書き出しの流れかどうかは分らない。そうは思いにくい。

最後の画像はその小川のへりから巨石を見上げて撮ったもの。石は平らではないので、小川の方の塚柱はかなり長かったと思われる。じつは反対側の急斜面を20mほど上がるともうひとつ巨石がある。下から見上げる限り、そっちの方が山中に隠棲する庵を構えるなら良さそうに見える。でもそれはないだろう。晩年だったのだから、急斜面の20mはきつい筈。里の村人にしても小川沿いのゆるい坂を山の中に入った所だから世話が出来ただろうと思われる。
コメント (4)
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