
以前から丈夫でがっしりしたイメージのある百日草を自分のうちで咲かせたいと思っていた。
種を適当に蒔いておけば育つのだろうと思っていたら、芽はかなりでたが育ったのは数えるほど。
しかもひょろひょろしていて、こんなに虚弱な百日草は初めて見るくらいの情けなさ。
それでも花が咲いた。
地面には、いつのまにか今まであまり見たこともないような雑草がはびこっている。
ピンクの花の横に伸び上がっているのは、もう実もなく花も咲かず生きているだけのゴーヤのつる。
左下は田舎から持ってきた浅葱(アサツキ)。
百日といえば、長い期間という意味だろうから、寒くなるまで咲き続けてくれるのか。
咲き終わったのを摘むと脇芽がでて来るそうだ。
ワキメと聞けば、自嘲気味に『脇目も振らず』が思い起こされる。
百と聞けば、九十九年借りるなんていう条約を決めてそのまま自国にするつもりが、九十九年経っちゃって返還した香港の騒ぎを思い出す。
百歳を超えて生きた義理の伯母さんのことも思い出す。
あと30年ほども生きてみたいもの。