幽霊が出そうな家に、家幽霊蜘蛛と同棲している私。
イエユウレイグモを漢字で書くと不気味な雰囲気になる。
茶の間の隅に積んで置いた座布団と障子のかどに簡単な巣を張っていた。
検索してみるとユウレイグモ科ユウレイグモ属として何種類かいる。
クモは益虫だからいじめたくないけれど、どうしたって人目に触れる場所に巣がかかっていたら、だらしなさ、みすぼらしさの象徴に見えて邪険にしてしまう。
6本脚しかないのは、左右とも1本ずつ付け根からもげてしまったのだろうけれど、私が巣を絡め取った時にそうなったのかもしれない。
背中側から撮ったのにこの不自然さで、逃げるにももたつく。
『ん?』という瞬間から逃げ出すまでに間があり、動き出しても鈍くさい。
この異様な脚の長さは、おそらくかかった獲物を逃さぬよう糸をグルグル巻きに手早く確実にするためだろう・・たぶん。
検索すると、ユウレイグモの特徴をよく捉えた画像がいくらでもある。
クモの巣はあるのだけれど、さてイエユウレイグモを撮ろうと探すとなると居ないし、うまくいかない。
画像を借りることを良しとしないので、我が家で撮れたいかにも不完全な姿だけれど仕方ない。
追記;ようやく仕事をやりやすい天気になり、やる気もおきて、午前中野良仕事を頑張ったら汗だくになってしまい、昼風呂に入った。
そうしたら、風呂のドアにイエユウレイグモが居たので、裸でスマホを取りに行き、なんとか撮れた。
幽霊とも裸の付き合い。
風呂のドアに巣を張られてしまうというのは、二日ほど風呂に入らなかったから。