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里芋収穫中のふとした拍子に、綿毛が飛んでいることに何回か気づいた。
年寄りの目は動くものには意外なほど敏感なのだ。
薄(ススキ)かなと思ったり、大連を想い出したりする(行ったことないけれど)。
子どもの頃、飛んでいる綿毛が耳に入ると、みみんだれ(耳ダレ)になるという風評が子ども達の間で広まり、何にせよ綿毛を見たら身構えたものだった。
川(昔は小川だったが、今はU字溝の農業用水路)の向こうに泥池があり、蒲の穂が見えた。
この泥池は、持ち主の趣味人が錦鯉道楽をやっていたのだけれど、脳梗塞を患ってからは水だけ張られてビオトープになっている。
夏には食用蛙がブォーブォーと鳴いて、わが家の寝間にまで聞こえてくる。
二日前には翡翠(カワセミ)も観た。
蒲が自然に生えても刈る人はなく、ビオトープ化が進んでいい雰囲気になってきた。
蒲の穂綿は因幡の白兎で有名だけれど、量たるや膨大で風に吹かれてどこまでも行きそうだ。
淀みに落ちて、種が沈んで、条件がよければ発芽して、あれよあれよの間に蒲の沼になるのか。