




生家の簡易浄化槽横に排水枡があり、車が乗ったからかコンクリート蓋がいつの間にかひび割れてしまった。
持ち上げるための穴が空いているから強度的に弱いのかもしれない。
今春、この穴にスズメバチ(たぶんオオスズメバチの次に大きいコガタスズメバチ)が入っていくのを目撃した。
蓋を持ち上げたら、蓋の裏から巣が下がっているのが見えたので退治した。
1匹飛び出したのを補虫網で捕らえて処分して巣も撤去した。
まだ女王だけの状態だったから、早期発見即刻対処ということになり、うまくいった。
ひび割れた蓋を車で踏まないようにしていたのだけれど、縁を踏んでしまったらガタンという衝撃があり、見たら蓋が所定の場所のままに裏返っていた。
こんなこともあるのかと持ち上げてみたら、枡の一辺が砕けて壊れていた。
新しい蓋と水を混ぜるだけで良い簡易コンクリートをホームセンターで買い入れた。
この程度なら自分で直せるとすぐに判断したのだけれど、いつもの友人が来てくれたので任せた。
彼は土木技術屋だったので、私が考えていたよりも綿密な仕方でやってくれた。
私はほとんど任せっぱなしで、時々画像を撮るだけの監督気分。
ベニヤ板で仮枠設置→破壊された枡の辺りを余分に掘る→鉄筋を3本用意→コンクリート練り→コンクリートを枡の高さの下まで入れる→ポリ袋で覆った蓋をする→枡の上部高さまでコンクリートを入れてコテ仕上げ→二日間乾かした後で直した縁よりもやや上がるくらいにガラを入れる→ガラ(ウチのセメント瓦を下ろしたものが土中から出て来たのを私が集めておいた)を石頭ハンマーなどを使って一定の大きさに砕く→2本タコを使って土固め→ひび割れた旧蓋も利用したので、中心の穴に農業用支柱を挿して修理した縁が踏まれないようにする
上記の段取りで小さな土木工事は完了した。
真ん中に穴は空いていないし、最新の新しい蓋なので強度は増していると思われるが、修理した縁はコンクリート固めのホヤホヤなので踏まれないにこしたことはない。
配管工事業者に頼めば、間違いなく枡ごと交換する10万円前後ほどの工事になったかもしれない。
影法師は、上手にやってくれたものだと満足感にひたる姿。