



タネ菌を打っただけで水やりもせず放ったらかしだったけれど、シイタケが出てきた。
秋の終わりにドングリ(たぶんクヌギ)の木をチェーンソーで倒し、枝払いをやっておいたのを、翌春に友人と二人でホダ木に加工し、運んで日陰に設置した。
シイタケ栽培の説明書通りにしたから、ふた夏を過ぎた今秋に生える予定だったもの。
じつは今春に気の早いやつが3個生えたから、この秋は期待していたのだ。
先日来すでに2個収穫して、出たばかりのものからもうすぐ採りごろまで10個生えている。
小さいのをよく観ると、ホダ木の皮を破って出てくるのだと分かる。
数年前に近くの斜面に倒れたクルミの木をカットもせずに倒れた状態のまま、タネ菌を打ち付けたのが始まりだった。
生えるはずだったのに、一昨年も昨年も生えず、どうせ今年もダメだろうと思いつつ見に行ったら、なんとナラタケ(アマンダレ)が出ていた。
前日に作ったシイタケ味噌汁の残りに、3本出ていたうちの食えそうな1個を入れ、煮立たせて食べた。
今秋の初物だったから、ナラタケかどうか少し怪しかったのだけれど、傘がぬるぬるしていたから間違いない。
思いがけず、カットもできなかったクルミの大木いっぱいにナラタケが生えたら壮観ではないか。
などと、また捕らぬタヌキを想い描く。
4枚目の画像がクルミの倒木に生えたナラタケ。