同級生で蜜蜂仲間というのが二人居るのだけれど、そのうちの一人が一昨日、奥さんを連れてやってきた。
穏やかな性格の友人におとなしい伴侶というわけで仲睦まじさが自然に現れているのであった。
蜜蜂誘引待ち箱の修理を私が引き受けていて、それが出来たので引き取りに来たのだが、ついでに生えている筍と蕗を持ち帰ってもらった。
そうしたら昨日、お礼だと言って持ってきてくれたのが最初の画像。
倍返し3倍返しの御馳走で恐縮しつつありがたいばかり。
夫唱婦随良妻賢母型の料理上手と暮らしているんだから、どう観たって申し分ない前期高齢者カップル。
うちの田舎の奥さん方は、どこのうちでも作っている自家用野菜と山で採ってくる山菜の両方ともに上手に料理できるのが普通。
わが亡き母の場合、生まれ育ちはどちらかといえばシティガールのモダンガールだった。
それでも田舎に嫁いで苦労はあっただろうけれど、最終的には周りの女衆の中に君臨するような案配で、料理上手でもあったとかなんとか眉唾か。
わが配偶者もシティーガールなのだが、友人の伴侶と違い田舎暮らしは想定外のこととて決して服(まつろ)わぬ性(さが)なので、私は田舎で自由気ままな独り暮らし。
それはそれで良いとして、皆さんが決して料理上手をひけらかすわけではないけれど、こちらの不如意(ふにょい)を慮(おもんぱか)って色々とご馳走を恵んでくれる。
2枚目の画像は、農事の師に夕飯を呼ばれて、帰りに朝飯用にと持たされたおかず。
田舎料理が初めから口に合う嗜好なので、出来合いのおかずをスーパーで買ってもあまり美味しいと感じない。
比較をするような失礼なことはしないけれど、何をいただいても、こちらのどこの奥さん方の料理も美味しくて堪らない。