巣門前での渋滞にしては規模が大きいなと思っていたら、ゴーッという音になり、またしてもニホンミツバチのトルネード。
朴の木の方へ近づくとともにトルネードが小さくなり、目を凝らしてみたら高い枝の二股に、いわゆる蜂球となって固まっていた。
蜂球を発見する前に、分蜂群のいた巣門下に小さな集合があり、二手に別れることもあるのだろうかと蜂仲間に電話で聞いてみた。
分封群が大きい時は二つになることもあるが、女王は1匹だけなのでどちらかにしか居ないということになるとのこと。
蜂球は速やかに強制捕獲をして飼育箱に入れるべしという事なのだが、ぐずぐずしているうちに巣門下のかたまりは消えた。
朴の木のかたまりに合流したものと思われるが、なにしろ高すぎて捕まえる方法がない。
電話した彼も昼から来て、ただ二人で見上げ「大きいなぁ」「高すぎてどうしようもないなぁ」「見守って期待するしかないね」などと話すだけ。
ときどき数匹が蜂球の周りを飛ぶだけで、かたまりは静かな長考状態。
裏の沢に仕掛けた待ち箱を見に行こうかということになり、田んぼの畦を歩いて行くこと2箇所で15分ほど。
帰ってみれば、蜂球がすっからかんに消えていたのには、がっかりの拍子抜け。
キンリョウヘンの仕掛けてある空(から)の待ち箱は、あと8箱も分散させてあるのに、それらに入らずどこに行ったのか。
時間を置いて戻って来たりすることもあるらしいので、ただ念じて期待するしかない。
最後の花は、裏山に仕掛けた待ち箱近傍に咲く蜜源植物のアンニンゴ(ウワミズザクラ )。