蝮(まむし)の模様とはかなり違うけれど、鎌首をもたげた蝮の攻撃姿勢を思い起こさせ不気味ということで名付けられたはず。
別名は浦島草(うらしまそう)で、しなう釣竿状の細いヒゲが伸びる。
今はヒゲがないので蝮草がふさわしい状態だが、この後で伸びるのかどうか、私は昨年か一昨年そのヒゲを見た記憶がある。
雌雄異株ということなので散らばって生えているのを調べてみたら、蕊が細くて色の濃いのと白っぽくて太いのがある。
秋になって実のなる頃にどちらが雌か雄かがわかるはず。
特異な花なので邪険に扱わないし毎年同じ場所に生える多年草だけれど、雄株雌株は毎年雌雄が同じままの花を咲かせるのだろうか。
もう一種類、葉っぱの形状がかなり違っていて、形は似ていても花の色合いが緑みどりしていた優しい感じの花が見つかった。
これは武蔵鐙(むさしあぶみ)と、検索して分かったが、蝮草があるんだから青大将草にしたらよかっただろうにと思う。
二つとも天南星(てんなんしょう)属とされているけれど、テンナンショウという名の草はないそうだ。
どうなってんでしょう。
追加訂正:蝮草と浦島草は違うものだとのこと。ここで紹介している、1、2枚目は蝮草。雌雄異株は性転換することで有名だとか。浦島草も敷地内にあるはずなので、探してみたい。武蔵鐙は間違いない。