鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

イレギュラー  その1

2021年05月02日 10時39分39秒 | イレギュラー


あるお墓に石製の模型大砲が設置してあった。
異様と感じる前に面白いと思ってしまった。
「砲兵だったのかな」と言えば、連れは「大砲の設計者だったんじゃない?」と言う。
墓に刻んである文字を読んで年代などを調べたら、かなり憶測できるかもしれなかったが大砲を撮るだけでその場を後にした。
どういう経緯でこのような墓がデザインされたのかを想像すると、チャートが膨らむ。
・自分用(配偶者も含む)に作った墓か、一族用にか。
・ミニチュア大砲を備えることは建立者一人の考え(遺言を含む)だったのか、合議の上だったのか。
・軍人(自衛隊を含む)だったのか、兵器関連愛好者(軍事オタク)なのか。
・武器関連の設計技術者だったのか、単に大砲が好きなのか。
・大砲を撃って敵を倒すというイメージなのか、大砲から打ち上げられる弾に想いを馳せるのか。
・独立独歩を勝ち取る考え方なのか、守らなければならない資産や価値観を抱えていたのか。
・参る人を狙っているような配置は意図的なのか、そのような配置しかないという偶然なのか。

象徴としてのミニ・キャノンであっても、いくら時代がかった大砲だと言っても、戦争の道具なのであるからして見る者を穏やかにしておかない効果はある。
コメント (2)
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