鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

姫鍬と姥百合(ウバユリ)

2021年05月29日 16時27分16秒 | アングル








農事初心者の頃は、鍬なんて一番安いのでいい、ほとんど初めてなんだから慣れるはずだし使いこなせると思っていた。
ところがやっているうちに、良い道具は成る程効率的にやれたり疲れにくかったりすることが解ってきた。
弘法にだって良い筆を使わせたいし、相性が良くなければ人馬一体とはならないだろうし、と大奮発して8800円の姫鍬なるものを購入した。
ハートの切り抜きがオシャレだったからではなく、農事の師もこの商標の鍬を使っていたから。
柄の長さによる値段の違いはなかったので一番長い4尺というのを買った。
筆下ろしと同様、鍬下ろしと言うのだろうか、ジャガイモの土寄せに初使用すると、やはり良いものは良くて、全能感まではいかないけれどとにかく気持ちが良い。
大たらいの中に集めてあるのは、所構わず生えてきて、花は綺麗とは言い難く、茎葉の存在感が大きい姥百合。
百合とついているし、球根は食用になるらしいのだが、立派な茎のでさえ茎よりわずかに大きい程度の球根にしかならない。
食べて美味しいかどうかは、うちの周りの誰も食べたことがなさそうで、『こいつは困った奴なんだ』と嫌っているばかり。
姥百合なんて誰が名付けたものやら、秋になったら私が食べて見て、美味しいと触れ回ろうじゃないか。
非常食として適当な場所に集めておこうと、あちこちに生えているのを引っこ抜いたら50本余り。
偶然3日ほど前に友人のところで、1箇所に植えられているのを見せてもらった。
彼もただ刈り払ってしまうのは惜しいと思うようで、嫌われるまま捨て置かれるのを見過ごせないヒトのようだ。
コメント (4)
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