わざわざ荒れると分かってはいても予定通りの帰省決行。
関西から北陸回りの新潟県までだから、たかは知れてるというもの。
それでも高速道路上ではハンドルを取られるほどに横風が吹いたりする。
そうなったら無理はしないようにしてS.A.で仮眠。
うとうとしていたらドスンというような音がして車ごと体が揺れて目を覚ました。
クマが体当たりしてきたのか?と寝ぼけて思ったが、局所的突風だった。
風が止んだから、また走り出そうとする前に、暗い中でも写るのかどうか試しに芭蕉の句碑なんぞを撮る。
生家まであと10kmほどのところで、タヌキが道路上にいた。
ライトに目が眩んだのか立ち止まっているので、前からも後ろからも車が来ないことを確認して停車した。
ガードのポール陰にゆっくりと隠れながらも、こちらを見ていたのでスマホ構えて、(やったっ!)と思ったのに、そっぽ向いた頭と耳しか撮れていない。
到着してから休む間もなく、こちらの施設に入っている身内が立ち上がれなくなったという連絡が、施設長からあった。
30分以内に行くからと伝え、朝ドラを観ながら、どうしたもんかどうなるのかシミュレーション。
施設の方々は最悪のケースも心配してくれていたけれど、とりあえず近くの医院に、施設の車椅子を借りて徒歩で連れて行く。
車椅子に座っている分には痛くなさそうなので大したことはなさそうだとは思ったけれど、誰もが予想していなかったギックリ腰という診断。
運動不足のデブは、朝起きたらギックリ腰になっていたというお粗末。
腰4箇所に注射を打ってもらって、2週間分の湿布と痛み止め薬をもらって連れ帰り、湿布貼ってやって一件落着。
ヤレヤレとまた生家に向かう先に虹がでていた。
右側の真っ白い建物は我らが母校の中学校。