和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

人間わざとは。

2010-02-08 | 他生の縁
本を読んでいると、つい関連本へとそれていってしまうことがあります。
すると、最初に読んでいた本の流れを忘れてしまうことがあります。
幹を飛ばして枝ばかりになるような、何ともたよりない読書になります。
そして、ある程度の興味がそがれると、そのままに食い散らかし読書となります。
今回は、外山滋比古氏から、どうやら福原麟太郎氏の本へと、興味がそそられております。
肝心の外山氏の本もろくに読んでいない。
ちょいと書き込んでおいて、目印にして進まないと、とんだことになる。
こりゃ、どうどうめぐりに陥るおそれがありそうな気配。
というか、いつものパターンに陥りそうであります。

外山氏から福原氏へ
思い浮かぶのは、
外山滋比古著「日本の文章」で、語られる福原麟太郎氏。

「学生時代からずっと師事している福原麟太郎先生の麗筆は広く知られている。・・・先生の随筆は残らず読んだが、まるで別世界のようで、真似てみようという気も起らない。人間わざとは思われなかった。・・」(p72)

何だか、変な興味をかきたてられてしまうのでした。
とりあえず、外山氏は「先生の随筆は残らず読んだ」とあります。
これは、「福原麟太郎著作集 全12巻」を、外山氏が、すくなくとも随筆の箇所だけでも編纂したのじゃないかと
かってな推測をして、そちらへと興味をもちます。
ちなみに、ネットで古本を調べると
6000円にて全12巻が手に入る。
印が全巻にあるため安いようです。
月報も全巻分ある。送料はなんと500円。
う~ん。
コメント
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