和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

毎日毎夜大地震。

2010-02-19 | 地震
時刻 : 2010/02/17 04:59:30.91

震源地 : 房総半島南東沖

緯度 : 34.939N
経度 : 140.066E
深さ : 82.8km
Mw : 5.0


この日、私はぐっすり眠っていて、知りませんでした(笑)。

そういえば、関厚夫著「一日一名言」(新潮新書)の
2月25日の名言を覗いてみると、こうある。

「これはなんのことはない、牢屋にはいって毎日毎夜大地震にあっていると思えばいいじゃないか」(1860年、咸臨丸、米国到着)p62

さて、この引用言葉は、福翁自伝から、
さっそく、その自伝をひらくと、こうある。

「ところで、37日かけてサンフランシスコに着いた。航海中私はからだが丈夫だとみえてこわいと思ったことは一度もない。始終私は同船の人に戯れて、『これはなんのことはない、生れてからマダ試みたことはないが、牢屋にはいって毎日毎夜大地震に会うていると思えばいいじゃないか』と笑っているくらいなことで、船が沈もうということはちょいとも思わない。・・・」

ついでに、そのあともすこし引用。

「それから途中で水が乏しくなったのでハワイに寄るか寄らぬかという説が起った。・・・ついにハワイに寄らずにサンフランシスコに直航とこう決定して、それから水の倹約だ。なんでも飲むよりほかはいっさい水を使うことはならぬということになった。ところでその時に大いに人を感激せしめたことがある。というのは船中にアメリカの水夫が四、五人いましたその水夫らが、ややもすると水を使うので、カピテン・ブルックに、どうも水夫が水を使うて困るといったらカピテンのいうには、水を使うたらじきに鉄砲で撃ち殺してくれ、これは共同の敵じゃから説諭もいらなければ理由を質問するにもおよばぬ、即刻銃殺してくださいという。理屈をいえば、そのとおりに違いない、それから水夫を呼んで、水を使えば鉄砲で撃ち殺すからそう思えというようなわけで水を倹約したから、どうやらこうやら水の尽きるということがなくて、同勢合せて96人無事にアメリカに着いた。・・・」
コメント
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