和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

高校生用の必携国語辞典。

2012-06-14 | 短文紹介
丸谷才一・池澤夏樹編「愉快な本と立派な本」(毎日新聞社)。
そこの「書評者が選ぶ'95『この3冊』」での丸谷才一氏が選んだ3冊の最初の一冊。それが『角川必携国語辞典』大野晋、田中章夫編でした。丸谷さんは、こう書いておりました。

「『角川必携国語辞典』は高校生用の現代語の辞書。基本語の意味、語感、用法を説明するのに、先例がないくらい努力している。類語の使い分け、漢字項目などの工夫もいい。大人が手紙や書類を書くときにも役立つ。」

そうだ。
たしか、この書評をみて、私は買ってあったのだ。
とダンボール箱をさがすと、ありました(笑)。
うん。あらためて読むと、その有難味がわかります。
なんてね。普段辞書をひかない私であります。

ちなみに、
谷沢永一著「最強の『国語力』身につける勉強法」(PHP)に
「国語辞典の選び方」という箇所がありました。
そこをすこし引用。

「辞書に『これ一冊で完璧』という決定版はありません。
たった一人の友人とだけつきあったら偏狭になるように、辞書も一冊だけですませず、それぞれの特徴に応じてつきあってください。それが幅のある国語力を磨くことにつながります。さて、私が国語辞典のなかで高く評価してきたのは次の三冊です。」(p15~16)

と前置きして

 見坊豪紀他編「三省堂国語辞典」
 金田一京助他編「新明解国語辞典」第六版
 北原保雄編「明鏡国語辞典」(大修館書店)


う~ん。
ネット古本屋で「角川必携国語辞典」を検索するのですが、
出てこない。

辞書はひらかない私です。それでも、
手紙を書く際には、身近に角川必携国語辞典を置くことに。
私にも、今、手紙を書く時に脇にある新明解国語辞典より、
使い勝手が、よさそうです。
うん。もう仕舞いこむことがないようにします。
コメント
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