無常和讃「老いは仏の種」から引用。
・・・・・
水に映せば影にして
紅顔往きて還えらねば
衰老来たりて且(かつ)さらず
鏡をてらし眺むれば
知らぬ翁の影なれや
面にたたむなみの紋
腰におびたるあづさ弓
頭の雪や眉の霜
四季の転変身に移り
眼に春の霞たち
耳には秋の蝉のこえ
・・・・・
行くもかえるも千鳥足
鳩の杖にし助けられ
老曽の森の老いぬれば
若きはうときいつしかに
兒(ちご)に帰りておのずから
智恵の鏡もくもりつつ
もとの姿もいづち行き
盛りの色はうつろひて
わずか梢に散りのこる
花の嵐を待つ命
・・・・・
武石彰夫著「仏教讃歌集」(佼成出版社)の
p34~36から途中を引用しました。
この本の最後には
「さらにくわしく知りたい人のために」
という親切な文があり
参考文献を紹介しております。
その紹介されている一冊目は
「『日本歌謡集成』巻四(仏会歌謡篇)
昭和三年春秋社刊。高野辰之編。
昭和35年東京堂出版から再刊された。
和讃(古讃集・和讃雑収)・教化・訓伽陀・講式他を
集めた画期的な労作である。」
うん。「画期的な労作」
という言葉が気になるなあ。
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水に映せば影にして
紅顔往きて還えらねば
衰老来たりて且(かつ)さらず
鏡をてらし眺むれば
知らぬ翁の影なれや
面にたたむなみの紋
腰におびたるあづさ弓
頭の雪や眉の霜
四季の転変身に移り
眼に春の霞たち
耳には秋の蝉のこえ
・・・・・
行くもかえるも千鳥足
鳩の杖にし助けられ
老曽の森の老いぬれば
若きはうときいつしかに
兒(ちご)に帰りておのずから
智恵の鏡もくもりつつ
もとの姿もいづち行き
盛りの色はうつろひて
わずか梢に散りのこる
花の嵐を待つ命
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武石彰夫著「仏教讃歌集」(佼成出版社)の
p34~36から途中を引用しました。
この本の最後には
「さらにくわしく知りたい人のために」
という親切な文があり
参考文献を紹介しております。
その紹介されている一冊目は
「『日本歌謡集成』巻四(仏会歌謡篇)
昭和三年春秋社刊。高野辰之編。
昭和35年東京堂出版から再刊された。
和讃(古讃集・和讃雑収)・教化・訓伽陀・講式他を
集めた画期的な労作である。」
うん。「画期的な労作」
という言葉が気になるなあ。