和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

傘寿養老孟司。

2017-02-13 | 短文紹介
Voiceの3月号。
巻頭インタビューは藤原正彦氏。
題して「読書は国防である」
山本夏彦氏のコラムが読めなくなり、
その期待をかってに藤原正彦氏に
かぶせている私です(笑)。

とはいうものの、
週刊誌は読まないし、
こうしてインタビューでも
月刊誌に登場するのは大歓迎。

巻頭言は養老孟司氏。
そのはじまりは、

「今年に入って、義兄が93歳で亡くなり、
91歳の姉が独り残された。娘つまり姪が二人いたが、
どちらも嫁に行き、一人は一昨年亡くなり。一人が残っている。
90歳の実兄はとうの昔に連れ合いを亡くし、
都営住宅で独り暮らしだが、ボケたんじゃないかと福祉センター
からときどき連絡をいただく。
まあ、現代では家庭の事情はどこでも似たり寄ったりであろう。
かなり極端な老人社会である。
連絡を受けるほうの私は傘寿を自分で勝手に祝ったばかり、
これで八十歳、いつ倒れたって不思議ではない。・・・」

地方にいて、
私も六十歳を過ぎると、
養老氏の言われる「家庭の事情はどこでも似たり寄ったりであろう」
をウンウンと納得しながら読めました(笑)。
コメント
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