市内に、昨年創立百周年を迎えた高校があります。
創立から一年目の1923年に新校舎が出来ましたが、
その年に、関東大震災がおこり、つぶれて火災がおこり全焼。
1923年(大正12年)の震災直後に、その学校の貴島憲教諭が
創立の志と、復興の意気とを織り込んだ『復興の歌』を作詞し、
生徒と共に励ましながら歌っていたのでした。
それが昭和6年になって、校歌ができるまで、
生徒や卒業生にとって校歌のようにして歌われていたとのことです。
歌詞に『復興』の言葉があったりするからなのでしょうか。
百年たった今では、もはや歌詞を知っている方も、
それを歌った方も、探すのは困難でした。
けれども、五十周年記念誌には、応援歌として歌詞が掲載されており、
八十周年記念誌には、卒業生(94歳)へのインタビュー記事として、
その『復興の歌』8番までの全歌詞が掲載されていたのでした。
当時は、応援歌の曲にあわせて歌われていたようです。
百年目に、新しい曲にのせて歌うことを企画しました。
それが、今月の8月23日が練習日で、本番が8月30日。
夏休みなので、学校の図書室が借りられ、そこで歌える。
音楽室もあるのですが、冷房なし。図書室ならばあるそうで
そこにキーボードをもちこみ演奏してもらえることに決まりました。
学校の音楽の先生も出席してもらえることになったので。
歌ってくれるかなあ。という具合でおります。
まあ、来ていただける方は10数人でしょうが、
昨日、案内をもって数人の方にまわりました。
いまから楽しみです。