和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

いつの間に、湘南のジジとババ。

2019-02-01 | 短文紹介
雑誌「正論」の巻頭随筆だった
高山正之氏の「折節の記」が、
2019年1月号ではいつのまにか巻末随筆と
なっておりました。

さてっと、「正論」3月号が出て
巻末の「折節の記」を読む。
その随筆の最後にこうある。

「今回から筆者が交代しました。
まだまだ名乗れるほどの者ではありませんが、
今後ともよろしくお願いいたします。」

うん。高山正之氏から匿名氏へと
バトンタッチがあったらしい。

せっかくなので、匿名氏の
初回のはじまりを引用しておきましょう。


「すべて世は事もなし、とばかりに平成最後の年があけた。
大晦日のNHK紅白歌合戦は、62歳・桑田佳祐と64歳・松任谷由実の
還暦超えカップルの腰振りダンスと82歳・北島三郎の再登板が
目玉という超高齢ニッポンを象徴する出し物が受けて、
視聴率は2年ぶりに40%を回復した。・・・ソファに寝そべり、
テレビのリモコンをいじっているうちに、かつての
湘南ボーイ、ガールがあら不思議、いつの間にか
ジジイ、ババアに成り果てていたのである。
正月は正月で・・・にわか駅伝ファンになっている日本人の
何と多いことか。
それでも、この島国でボーッと暮らし続けられるのも
そんなに長くないなぁ、という漠然たる不安を多くの
人々が抱き始めた。・・・・
昨年末から今年初めにかけ、戦後74年間ボーッと生きてきた
日本人の目にもハッキリと『韓国の暴走』と『中国の横暴』
があらわとなり、北朝鮮、ロシアとあわせて東アジアは敵だらけ、
という冷厳な事実が映ってしまったのだ。」


はい。巻末コラムのはじまりを引用しました。
ちなみに、高山正之氏は1942年生まれ。
匿名氏は、はたして何年生まれなのか?
まあ、ボーイ・ガールじゃないでしょう。
「匿名ジジイの時事コラム」という
おじさんギャグでもって、
おじさんは期待しているのだ巻末コラム。


コメント
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