先週はスルガジョウロウホトトギスを堪能したがそうなるともうひとつのサガミのほうも見てみたくなった。サガミジョウロウホトトギスのほうはネットで検索してみるとおおよその咲いている場所が特定できる。台風接近しており、この日を逃すとお目にかかれるのは来年になってしまう。ブログ仲間からルートの情報をいただき、ルートの無い沢登りになるため、ヘルメットとザイル、さらに今回は沢遡上時のスリップ防止のために登山靴に巻きつける藁縄を持って入山する。
丹沢はかなり遠いというイメージがあったが、自宅から御殿場を経て東名高速を使うと距離にして120kmほど、3時間かからずに到着できることがわかった。自宅を4時出発のはずだったが今回も寝過ごし、6時半に家を出る。入山口の駐車場には9時過ぎに到着し、装備を確認して出発する。ヘルメットを持参して入山している人の姿を数人見かけたが、おそらくこの人たちは私と同じくスルガジョウロウホトトギス目的の登山者だろう。

沢の入り口まで「立入禁止」と書かれたルートを使う。ここから先は自己責任。

森には丹沢らしい霧が立ち込め、小雨がパラつく。
登山道は途中で崩落しており、「立入禁止」になっている。ここから先は自己責任で登ることになる。既に複数の入山者の足跡がついており、先客がいるようだ。崩落地はロープが取り付けられていたが、滑りそうなので慎重に通過する。沢を何本か渡るが、途中の沢に咲いていた目的の花に出会うことができた。先日見たスルガジョウロウホトトギスとほとんど区別がつかないが、こちらのほうが若干黄色が薄いような気がする。

尾根を越えると下に沢が見え出す。何本か渡渉する。

目的地の沢より手前の沢で発見したサガミジョウロウホトトギス。こちらの沢を登って行く人もいた。

サガミジョウロウホトトギス

下から見上げるサガミジョウロウホトトギス

ホトトギスも一緒に咲く。

沢の流れと一緒に撮りたかったが、これが限界。

別の沢沿いに咲いていたホトトギス
目的の沢に到着する。数日前の雨で増水を心配していたのだが、ほとんど枯れていて水はわずかしか流れていなかった。藁縄を使うほどでは無かった。沢から下りてきた人がいたので情報を聞くとすぐ上に咲いているそうだ。遡上していった人もいるらしい。沢を登って行き、見上げると手の届きそうな場所にサガミジョウロウホトトギスがぶら下がっていた。盛期は若干過ぎているが、まだ見ごたえ十分だ。

沢の脇にロープが取り付けられていた。このあたりはやや歩きにくい。

目的の沢に入ると、間もなくサガミジョウロウホトトギスがお目見え。

この花は花だけでも絵になる。

岩にぶら下がる丹沢の貴婦人サガミジョウロウホトトギス。
さらに登って行くと、沢は枯れて水流が無くなった。支脈の分岐にサガミジョウロウホトトギスがちらほらと咲いている。さらに遡上すると、岩壁に7~8株咲いているところがあった。ここで三脚を取り出し、存分に撮影する。周辺にはイワシャジンがちょうど咲き始めた時だった。

まばらだが、この岩壁には10株近く咲いていた。

沢沿いの岩壁に咲くサガミジョウロウホトトギス。

同じ場所にホトトギスも咲く。

咲き始めたイワシャジン。
写真を撮っていると上から単独登山者が下りてきた。先週尾根沿いで良さそうな株を見つけたが蕾だったので今週も来てみたところ、その株は4つとも根こそぎ無くなっていたそうだ。こんな稀少な花を盗掘して行く人が未だにいるとは残念でならない。岩壁を左に巻いて越えてさらにその上に行ってみるが、花はあるもののまばらに咲いている程度で、期待していた群生には出会えなかった。さらにその上の岩壁を右に巻いたところ、その上は沢に下りる傾斜がきつくザイル無しには下りるのが難しくなってしまった。沢を覗き込むと、その先は石屑のさわになっていて傾斜がかなりきつくなっている。花もあまり咲いていなそうに見える。そのまま尾根に取り着いて主脈まで登り詰めることにする。

枯れた沢をさらに遡上するが、花はまばらにしか咲いていなかった。

尾根に取り着いてそのまま登り詰める。
籔歩きトレーニングの成果を見せる時だ!と意気込んで登ったが、途中でふくらはぎが攣りそうになった。上に見える尾根まで登り着くと、そこには登山道が通っていた。その道を上に登ると主脈の道に合流し、たくさんの登山者が休憩していた。登って来た道の入り口にも立入禁止の看板が立ち、ロープが張られていた。
休んでいる人に聞いて現在地を確認し、地図を見て下りは通常の登山道を使った。下山途中でヘルメットを持った2人連れが休憩しており、話しかけてみると私とは別の沢を登って来たそうだ。そちらにはあまり咲いていなかったそうだが、先週登った別の沢にはたくさん咲いていたそうだ。丹沢を自分の庭のように自在に歩いている人たちだった。
午後4時、駐車場に到着した。慣れない沢登りなので時間がかかり、汗だくになった。目的の花には出会うことができたが、群生地は発見できず、イメージしていた沢や滝の流れと一緒に花を撮ることもできなかった。またいつか、別の支脈に入ってトライしてみたいと思う。
丹沢はかなり遠いというイメージがあったが、自宅から御殿場を経て東名高速を使うと距離にして120kmほど、3時間かからずに到着できることがわかった。自宅を4時出発のはずだったが今回も寝過ごし、6時半に家を出る。入山口の駐車場には9時過ぎに到着し、装備を確認して出発する。ヘルメットを持参して入山している人の姿を数人見かけたが、おそらくこの人たちは私と同じくスルガジョウロウホトトギス目的の登山者だろう。

沢の入り口まで「立入禁止」と書かれたルートを使う。ここから先は自己責任。

森には丹沢らしい霧が立ち込め、小雨がパラつく。
登山道は途中で崩落しており、「立入禁止」になっている。ここから先は自己責任で登ることになる。既に複数の入山者の足跡がついており、先客がいるようだ。崩落地はロープが取り付けられていたが、滑りそうなので慎重に通過する。沢を何本か渡るが、途中の沢に咲いていた目的の花に出会うことができた。先日見たスルガジョウロウホトトギスとほとんど区別がつかないが、こちらのほうが若干黄色が薄いような気がする。

尾根を越えると下に沢が見え出す。何本か渡渉する。

目的地の沢より手前の沢で発見したサガミジョウロウホトトギス。こちらの沢を登って行く人もいた。

サガミジョウロウホトトギス

下から見上げるサガミジョウロウホトトギス

ホトトギスも一緒に咲く。

沢の流れと一緒に撮りたかったが、これが限界。

別の沢沿いに咲いていたホトトギス
目的の沢に到着する。数日前の雨で増水を心配していたのだが、ほとんど枯れていて水はわずかしか流れていなかった。藁縄を使うほどでは無かった。沢から下りてきた人がいたので情報を聞くとすぐ上に咲いているそうだ。遡上していった人もいるらしい。沢を登って行き、見上げると手の届きそうな場所にサガミジョウロウホトトギスがぶら下がっていた。盛期は若干過ぎているが、まだ見ごたえ十分だ。

沢の脇にロープが取り付けられていた。このあたりはやや歩きにくい。

目的の沢に入ると、間もなくサガミジョウロウホトトギスがお目見え。

この花は花だけでも絵になる。

岩にぶら下がる丹沢の貴婦人サガミジョウロウホトトギス。
さらに登って行くと、沢は枯れて水流が無くなった。支脈の分岐にサガミジョウロウホトトギスがちらほらと咲いている。さらに遡上すると、岩壁に7~8株咲いているところがあった。ここで三脚を取り出し、存分に撮影する。周辺にはイワシャジンがちょうど咲き始めた時だった。

まばらだが、この岩壁には10株近く咲いていた。

沢沿いの岩壁に咲くサガミジョウロウホトトギス。

同じ場所にホトトギスも咲く。

咲き始めたイワシャジン。
写真を撮っていると上から単独登山者が下りてきた。先週尾根沿いで良さそうな株を見つけたが蕾だったので今週も来てみたところ、その株は4つとも根こそぎ無くなっていたそうだ。こんな稀少な花を盗掘して行く人が未だにいるとは残念でならない。岩壁を左に巻いて越えてさらにその上に行ってみるが、花はあるもののまばらに咲いている程度で、期待していた群生には出会えなかった。さらにその上の岩壁を右に巻いたところ、その上は沢に下りる傾斜がきつくザイル無しには下りるのが難しくなってしまった。沢を覗き込むと、その先は石屑のさわになっていて傾斜がかなりきつくなっている。花もあまり咲いていなそうに見える。そのまま尾根に取り着いて主脈まで登り詰めることにする。

枯れた沢をさらに遡上するが、花はまばらにしか咲いていなかった。

尾根に取り着いてそのまま登り詰める。
籔歩きトレーニングの成果を見せる時だ!と意気込んで登ったが、途中でふくらはぎが攣りそうになった。上に見える尾根まで登り着くと、そこには登山道が通っていた。その道を上に登ると主脈の道に合流し、たくさんの登山者が休憩していた。登って来た道の入り口にも立入禁止の看板が立ち、ロープが張られていた。
休んでいる人に聞いて現在地を確認し、地図を見て下りは通常の登山道を使った。下山途中でヘルメットを持った2人連れが休憩しており、話しかけてみると私とは別の沢を登って来たそうだ。そちらにはあまり咲いていなかったそうだが、先週登った別の沢にはたくさん咲いていたそうだ。丹沢を自分の庭のように自在に歩いている人たちだった。
午後4時、駐車場に到着した。慣れない沢登りなので時間がかかり、汗だくになった。目的の花には出会うことができたが、群生地は発見できず、イメージしていた沢や滝の流れと一緒に花を撮ることもできなかった。またいつか、別の支脈に入ってトライしてみたいと思う。