山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

尾白川花散策  平成27年8月9日

2015年08月13日 | 番外編
 春に廻った時に出会ったジンバイソウとフタバラン属の花がそろそろ咲いている頃だろう。出かけてみることにしたのは良いが・・・。

 今月は当直担当者が変わり、想定外の金曜日に2回当直が当たってしまっている。水曜日という約束だったのだが人員不足でそうも言っていられない状況になりつつある。当直明け2日目の朝はとにかく体がだるい。車を運転しながらよほど止めようかと思ったのだが、日程的にこの日しか行ける日が無く、ここを逃すと来年になってしまう。行くしか無いだろう。

 竹宇駒ケ岳神社の吊り橋を渡って尾白川遊歩道に入ると、子供連れのお客さんがたくさん来ており水遊びしている。渓谷道に入って行く人もちらほらとおり、皆さん追い抜いてもらって休憩をたっぷりと取りつつこまめに水分補給して進むが、それでも急登りの階段を昇りながら上を見上げると頭がクラクラする。


    竹宇駒ケ岳神社。先週は夕暮れを過ぎたころにここに下山した。


    神社の周辺にはコバギボウシ(キジカクシ科ギボウシ属)がちらほらと咲いている。


    さながら天然のプールと化している尾白川千が淵


    コアカソ?毎度わからないイラクサ属の花。


    イワタバコは遊歩道脇の岩にたくさん付着しているが、残念ながら花は終わっていた。


    咲き残っていたイワタバコ(イワタバコ科イワタバコ属)


    イワタバコと小滝の流れ


    カノツメソウ(セリ科カノツメソウ属) いつもなら気にも留めない花だが、改めて名前を調べると初めて聞く名前。


    ガクアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)と三の滝


    ヤマジノホトトギス(ユリ科ホトトギス属)

 なんとか目的地まで到着した。春に来た時は葉しか確認できなかったジンバイソウだが、今回は長い穂を出してたくさん花を付けている。想定していた以上に背高ノッポの花に驚かされた。


    ジンバイソウ(ラン科ツレサギソウ属) 今年は花が当たり年のようだ。


    ジンバイソウ


    開花はまだのようだ。


    もうひとつのお目当ての花、フタバラン属の花。


    角度を変えて。たくさん花を付けてくれ、しかもちょうど見ごろ。


    緑色の可愛らしい花。


    見つけたときはタカネ・双葉だと思ったのだがどうも様子が違う。葉に明瞭な筋、そして地面を這うように出る葉。これはアオフタバラン(ラン科フタバラン属)だろう。

 思いのほかたくさん咲いていたジンバイソウ、そして確認しておきたかった双葉のランはアオフタバランということで決着がついた。元気があれば錦滝まで行きたかったが体調が悪すぎる。清涼な滝を拝んで尾白川遊歩道の尾根道を下ることにする。ひとまずは」確認できて良かった。



    
コメント (10)
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