好天気だった前日は当直疲れが抜けやらず、昼過ぎまで寝ていた。夕方5時過ぎ、思いもよらぬ植物の師匠から電話があった。明日北岳の腐生植物ランを見に行きたいのだが場所はどこかという電話だった。数は結構あるはずなのでおおよその場所を教え、さらに現在探している甲斐の黄花が手ごわくてなかなか見つからない旨を伝えた。すると、資料があったはずだから探してみるとのことで一旦電話は切れた。その約15分後再び電話がかかってきた。2003年にあったのが確認されているそうで、かなり詳細な場所を教えていただいた。そこは探しに出かけようとしていた場所から近からずも遠からず、第2候補に挙げていた場所で、今年見つからなければ来年探しに行こうとしていた場所の近くだった。予定変更して今回はそちらに行ってみることにしたが、そう簡単に行けそうな場所ではない。

廃道になった林道の脇にはシラヒゲソウが咲いていた。

シラヒゲソウ

200㎜望遠レンズで少し芸術的に。
廃道になった林道を進み沢に入る。少し遡上すると沢は二股に分かれており、その先も何本も滝が流れ込みながら分かれている。滝を登る技術など持っているわけもなく、いちばん遡上しやすそうな沢に入る。さほど水量が多い沢ではなかったが、沢を詰めると次第に傾斜が増し・・・そのまま上の稜線まで登り詰めて尾根を下ろうと思ったのだが、上部の傾斜がきつく、石屑状の岩が脆くて手も足もかからない。途中まで登ったは良いが登りつけそうもなく、下りるにも簡単には下りられそうもない。ザイルを使うにも支点をとるような物も無く、止む無し、斜面を5m近くズルズルと滑り下りてようやく足場のしっかりした石の上に戻った。沢の分岐点まで戻って一休みだが、足元を見るとヤマヒルが2~3匹ついている。アルコール液で撃退するが、おちおち座って休んでいられるような場所では無い。

良い雰囲気の沢だが、少し遡上すると傾斜がきつくなる。雨の後でこの日は水流が多めである。

小滝がいくつも流れ込む。

オオッ、これは・・・と思ったが近付いてみればツルリンドウ。残念。

ホトトギスがあったかと思えば普通のホトトギス。

こんな沢の中にもシラヒゲソウが咲く。

沢が二手に分かれている。まずは水量の少ない右側の沢に入る。

こんな岩のところに付いていないかと双眼鏡片手に探すが、ホトトギス自体がほとんど無い。

沢を源頭まで詰めてこの急なガレを登って尾根に取り付き・・・と思ったが上部は岩が脆くて登れず。悪運尽きて滑落するかと思った。
懲りずにさらに沢を登るとまた二股に分かれていた。先ほどの沢でかなりへばったが懲りずに次の沢に入る。

ここもさほど水流は多く無い。この程度の滝ならば登れる。

上に行くとやはり急だ。

雰囲気は抜群、岩の質も谷の様子もスルガの黄花が咲くところと似通っている。

こんな岩の壁に付いていると思うのだが・・・残念ながら居ない。

先ほどの沢の二の舞は嫌なのでこの滝は登らずに諦める。高度から見てもこの先にある可能性は低い。
再び沢の分岐に戻り、また遡上するが、時間的に源頭まで詰めるのは困難である。適当なところで諦めて沢を下るか、尾根に取り付いて林道まで下るかいずれかを選択しなければならない。

この沢がいちばん水量が多い。

岩壁を双眼鏡で覗き込みながら遡上するが、たまに見つかるホトトギスはやはり普通のホトトギス。

本日はここまで。尾根に取り付いて下山することにする。
今回こそはと意気込んで出かけたが・・・。既に時間は4時を回ってしまった。明るいうちに林道まで下りないと危ない。GPSで位置確認し、一目散に尾根を下る。なんとか明るいうちに林道まで下ることができた。
足早に車のところまで戻ったつもりだったが、もうすっかり暗くなってしまった。ヘッドライトで足元を照らすと・・・やはり付いていた。右に1匹、左に2匹。再三にわたって振り撒いたアルコールスプレーが効いているのかあまり上のほうまでは昇ってこようとしない。これをアルコールスプレーで撃退し、持って行ったスプレーもほぼ底をついた。本日撃退したヤマヒルの数は20匹以上になった。この山域はヒルだらけの場所、先日の場所は沢の中ではほとんどヤマヒルに会わなかったがここでは沢の中でもヒルがいる。人があまり近付きそうな場所では無い。

廃道になった林道の脇にはシラヒゲソウが咲いていた。

シラヒゲソウ

200㎜望遠レンズで少し芸術的に。
廃道になった林道を進み沢に入る。少し遡上すると沢は二股に分かれており、その先も何本も滝が流れ込みながら分かれている。滝を登る技術など持っているわけもなく、いちばん遡上しやすそうな沢に入る。さほど水量が多い沢ではなかったが、沢を詰めると次第に傾斜が増し・・・そのまま上の稜線まで登り詰めて尾根を下ろうと思ったのだが、上部の傾斜がきつく、石屑状の岩が脆くて手も足もかからない。途中まで登ったは良いが登りつけそうもなく、下りるにも簡単には下りられそうもない。ザイルを使うにも支点をとるような物も無く、止む無し、斜面を5m近くズルズルと滑り下りてようやく足場のしっかりした石の上に戻った。沢の分岐点まで戻って一休みだが、足元を見るとヤマヒルが2~3匹ついている。アルコール液で撃退するが、おちおち座って休んでいられるような場所では無い。

良い雰囲気の沢だが、少し遡上すると傾斜がきつくなる。雨の後でこの日は水流が多めである。

小滝がいくつも流れ込む。

オオッ、これは・・・と思ったが近付いてみればツルリンドウ。残念。

ホトトギスがあったかと思えば普通のホトトギス。

こんな沢の中にもシラヒゲソウが咲く。

沢が二手に分かれている。まずは水量の少ない右側の沢に入る。

こんな岩のところに付いていないかと双眼鏡片手に探すが、ホトトギス自体がほとんど無い。

沢を源頭まで詰めてこの急なガレを登って尾根に取り付き・・・と思ったが上部は岩が脆くて登れず。悪運尽きて滑落するかと思った。
懲りずにさらに沢を登るとまた二股に分かれていた。先ほどの沢でかなりへばったが懲りずに次の沢に入る。

ここもさほど水流は多く無い。この程度の滝ならば登れる。

上に行くとやはり急だ。

雰囲気は抜群、岩の質も谷の様子もスルガの黄花が咲くところと似通っている。

こんな岩の壁に付いていると思うのだが・・・残念ながら居ない。

先ほどの沢の二の舞は嫌なのでこの滝は登らずに諦める。高度から見てもこの先にある可能性は低い。
再び沢の分岐に戻り、また遡上するが、時間的に源頭まで詰めるのは困難である。適当なところで諦めて沢を下るか、尾根に取り付いて林道まで下るかいずれかを選択しなければならない。

この沢がいちばん水量が多い。

岩壁を双眼鏡で覗き込みながら遡上するが、たまに見つかるホトトギスはやはり普通のホトトギス。

本日はここまで。尾根に取り付いて下山することにする。
今回こそはと意気込んで出かけたが・・・。既に時間は4時を回ってしまった。明るいうちに林道まで下りないと危ない。GPSで位置確認し、一目散に尾根を下る。なんとか明るいうちに林道まで下ることができた。
足早に車のところまで戻ったつもりだったが、もうすっかり暗くなってしまった。ヘッドライトで足元を照らすと・・・やはり付いていた。右に1匹、左に2匹。再三にわたって振り撒いたアルコールスプレーが効いているのかあまり上のほうまでは昇ってこようとしない。これをアルコールスプレーで撃退し、持って行ったスプレーもほぼ底をついた。本日撃退したヤマヒルの数は20匹以上になった。この山域はヒルだらけの場所、先日の場所は沢の中ではほとんどヤマヒルに会わなかったがここでは沢の中でもヒルがいる。人があまり近付きそうな場所では無い。