山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

この山の岩質はどうなのか? 笹子雁ヶ腹摺山  平成27年9月21日

2015年09月24日 | 山梨百名山
 前日の甲斐の黄花群落を発見してもはやすっかり休息モードに入ってしまったシルバーウィークだが、来年に向けて調べておきたいことがある。それは山の岩質である。ネットから入手した笹子雁ヶ腹摺山からお坊山にかけての一帯は石灰岩質で出来ているらしいのだが本当なのかどうか?だとすればアルカリ性の石灰岩質の山には少し変わった植物が咲いてもおかしくはない。しかしそのような記事は見たことが無い。それでは実際に自分の目で確かめてみようということで、花見でも景色見でも無くて岩質の調査に出かけた。最短ルートの笹子峠まで車で乗り入れ、尾根道を登る。


    鉄塔の巡視路を兼ねているこのルートは道が良く整備されている。


    岩の質を見ると、この辺りは花崗岩、ないしは玄武岩(素人なので違いが良く分からない)。


    山頂下の鉄塔のところもやはり同じ岩質。


    途中のルートに咲いていたママコナ。


    山頂下の急登。ここを登り切れば山頂だ。


    トモエシオガマ


    大部分が鹿の食害に遭っていた。


    アキノキリンソウ


    苦手のキク科植物 ユウガギクだと思う。


    トリカブト


    山頂到着。しかしここの山の岩質は・・・


    やはり花崗岩ないしは玄武岩。

 情報が必ずしも正しいとは限らず、やはり実際に歩いてみないとわからない。今まで岩の質などあまり気にしていなかったが、岩質と植生には大きな係わりがあることを最近痛感している。今まで登った山で、もっと良く土や岩の質を見ておけば良かったと思うのだが既に時遅し。近場の山から岩質の調査を積み重ねて行きたいと思う。

 下山は巻き道を使った。


    下りは新道(巻き道)を使う。


    バイオリン型の葉っぱ、タカオヒゴタイだと思う。


    ミソガワソウ


    シモバシラの群落。風に揺れてなかなか撮らせてくれない。

 昨年は笹子峠から今回と反対側の大洞山に登ったがあちらの岩質はどうだったのだろうか?全く意識していなかった。また訪れる必要がありそうだ。

コメント
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