山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

不発の山中湖パール富士、そしてまた石割山へ  平成28年4月23日

2016年04月24日 | 番外編
 4月23日と24日の朝は山中湖の湖畔から富士山頂に沈むパール富士が狙える日だった。前日歓送迎会を終えて山中湖きららの駐車場に到着したのは夜11時ごろ、慣れない車中泊で全く寝付けず、睡眠薬2錠を飲んでも寝付けずさらに1錠追加して飲むと・・・寝たには寝たが、翌朝4時の目覚ましで起きて車の外に出るとえらいことに・・・地球はグルグル回っている。完全に睡眠薬が効いている状態で、トイレに行くがフラフラ状態だ。しかしこれ幸い(?)なことに真っ白な霧に巻かれて富士山は全く姿を現す気配が無い。これはもう寝るしか無いと車に戻ってまた寝て、起きたのはとっくにパールが終わった6時半だった。その頃になってようやく富士山が姿を現した。


    不発に終わったパール富士。富士山が姿を現したのは6時半過ぎ。


    もしパールになっていたら、水たまりを利用してこんな感じでダブルパールが撮れたかも。


    湖畔の桜と富士山


    あと1時間早く回復してくれれば、雲の湧く富士山と月が撮れたのに残念。

 花見隊メンバーも集結していたのだが、私は富士山狙いで石割山へ、花見隊メンバーはうーさんに案内をお任せして交雑種のスミレを見に行くこととなり、ここでお別れする。

 石割山神社の駐車場に到着すると午前8時だというのにもう上の駐車場は満車だった。トレランの練習が行われるのか、15人ほどの若者たちが石割山とは反対方向に走って行き、どうやら先にアスファルトの道を走って周回して来るようだ。一旦下の駐車場に止めたが、まだ体がだるいし、眠い。ここは反則技を使って林道を突き当りまで車で詰めて短絡することにした。


    今日は林道をいちばん詰めまで乗り入れ、階段を登らずに旧道(おそらく廃道)を行くことにする。


    マルバスミレ


    マルバタチツボスミレ・・・そんなスミレはありません!


    ナガバノスミレサイシン。先日の長者ヶ岳のものとはだいぶ趣が違う。


    エイザンスミレ


    沢沿いに咲いていたミツバコンロンソウ。


    これはネコノメソウ?イワボタン??全く区別がつかない。


    トウゴクミツバツツジが満開。登山道を彩っていた。


    ヤマウツボはもうすぐ満開。見つけたのは3本だけ。


    これはクワガタソウの葉。


    山頂到着。短絡したのに1時間40分もかかった。もう時遅し、富士山は雲の中。

 山頂には9時50分ごろに到着したが、既に富士山は雲の中に隠れてしまっていた。残念。軽食をとって平尾山側ルートを使ってさっさと下山する。


    タチツボスミレがいっぱい。


    咲き始めのアケボノスミレ


    タチツボマルバスミレ・・・そんなスミレもありません!!

 ここのところ花には恵まれているが富士山には嫌われっぱなし。季節が季節だけに止む無し。

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交雑種のスミレを探しに行くが見つからず 静岡県某所  平成28年4月20日

2016年04月24日 | 花・花・花
 2人の方から探しているスミレの情報をいただいたのだが、いずれも同じ場所を示しているらしい。そしてお二人とも、今年はもう遅いだろうということだった。しかし、昨年も甲府市北部の山で探したが見つからず、一度は見てみたいと思っている花だけに、葉っぱだけでも確認できたらと出動した。

 現地に到着すると先客がお二人、既に観察を終えて帰るところで、一人は植物観察会で何度かお目にかかったことのある方だった。状況を聞いてみると、葉っぱはそこに小さいのがあるが、今年は咲かなかったのか、それとも終わってしまったのかよくわからないと教えてくれた。そして「そこ」へ行ってみると・・・どれ???教えていただいたにもかかわらず、どれだかわからない。このレベルの低さ。うろついたてみたが全く見つからず、仕方ないのでGPSを頼りに森の奥まで入ってみた。


    道端にタチツボの群落。


    まだ咲き残っていたエイザンスミレ


    ここはフイリと斑無しのヒナスミレが入り混じっている。


    ヒナはもう結実していた。探し物の交雑種ももう終わっているはず。葉っぱだけでもと思ったが全く見つからず。


    これはイノシシの仕業か?それとも人の手によるもの??


    森の中も同じようにもう終わったヒナスミレの葉とまばらに咲き残ったエイザンのみ。これは山芍ヤクの葉か?


    斑入りはヒナだけでは無かったようだ。フイリフモトスミレ。


    フイリフモトスミレ


    マルバスミレがちらほら。


    一株だけニョイスミレ。


    キケマン


    咲き残っていたフイリヒナスミレ。


    ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科サギゴケ属)が少し。


    広場に抜け出た。

 2時間ほど散策したが探し物は見つからず、時間は6時を過ぎて薄暗くなってしまった。撤退、また来年。
    
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