山梨県には無いと言われていたこの花が県境の尾根咲くと聞き、以前から行ってみたいと思っていたが、移動距離が長くなかなか機会が訪れなかった。県境ではあるのだがひょっとしたら県境を越えて山梨県側にもあるのではないかということで、今回はその調査も兼ねて出かけてみた。
天候はあいにくの曇り空で、いつ雨が降ってもおかしくないような空模様だった。それほど難しくない山という認識だったが、実際に歩いてみると岩場があったりザレ場があったりロープが付いていたりと、そんなに楽に登らせてくれる山では無い。

登り始めてさっそく足元に小さなスミレがお出まし。トウカイスミレ。

中腹のブナ林を見上げると、苔の生えた大木の上のほうに何か葉が出ている。こんな時に限って望遠レンズを持って来ていない。

トリーミング画像。これは着生植物のヤシャビシャク(ユキノシタ科 スグリ属)。準絶滅危惧種(NT)。

木の又のところに着生したヤシャビシャク(トリーミング画像)。

大きな株を見つけたが、遠いうえに木の枝が邪魔してうまく捉えられず。

ロープのある岩場。

ザレ場。後続者には簡単に追い抜かれる。相変わらずの鈍足。

急登のピーク

谷を見下ろす。まだ残雪がある。
何ヶ所かロープ場を登り、コブをいくつか越えてようやくたどり着く山頂。そして遂に、お目当てだった黄色い花の群落に出会うことが出来た。思っていたよりも大きな群落を形成していて数もあったが、咲いていたのはこの1ヶ所だけだった。

登山道脇にヒメイチゲが咲いていた。

小さくて可愛らしい花。

ヒメイチゲ

足元に黄色い花。しかしこれはネコノメソウ(イワボタン?)。

後ろを歩いていたうーさんが「黄色い花が咲いている」と言うので、足元を見れば・・・ありました。キ・バナ・ノ・ハナ・ネコノメ。

群落を形成。

キ・バナ・ノ・ハナ・ネコノメ

岩交じりのややザレた斜面にたくさん咲いている。

濃い黄色で可愛らしくて美しい花。

斜面を見上げればその辺り一面に群落を形成していた。

素晴らしい。ここはキバナの楽園。
その花の可愛らしさ、奥深い山上の斜面に咲くその森の雰囲気に溶け込んだ美しさ、すっかり魅了されて大満足だった。
下山後、川沿いの梅の木を覗き込んでみると、やはり黄色着生ランが咲いていた。spiderランもいるがどちらも株が小さくて数はあまり多くない。

やはり居ました、カヤラン。川沿いにある梅の木に着生していた。

ちょうど満開、これもまた美しい花。
GPSで座標を記録し、帰って来てからその座標をカシミール3Dに投影してみると、歩いた感じでは尾根の他県側と思っていたのだが座標では山梨県側だった。しかし、この場所を山梨県としてこの花を山梨県に咲いている花と言うには少し無理があるような気がする。ひとまずはミッションクリア。
天候はあいにくの曇り空で、いつ雨が降ってもおかしくないような空模様だった。それほど難しくない山という認識だったが、実際に歩いてみると岩場があったりザレ場があったりロープが付いていたりと、そんなに楽に登らせてくれる山では無い。

登り始めてさっそく足元に小さなスミレがお出まし。トウカイスミレ。

中腹のブナ林を見上げると、苔の生えた大木の上のほうに何か葉が出ている。こんな時に限って望遠レンズを持って来ていない。

トリーミング画像。これは着生植物のヤシャビシャク(ユキノシタ科 スグリ属)。準絶滅危惧種(NT)。

木の又のところに着生したヤシャビシャク(トリーミング画像)。

大きな株を見つけたが、遠いうえに木の枝が邪魔してうまく捉えられず。

ロープのある岩場。

ザレ場。後続者には簡単に追い抜かれる。相変わらずの鈍足。

急登のピーク

谷を見下ろす。まだ残雪がある。
何ヶ所かロープ場を登り、コブをいくつか越えてようやくたどり着く山頂。そして遂に、お目当てだった黄色い花の群落に出会うことが出来た。思っていたよりも大きな群落を形成していて数もあったが、咲いていたのはこの1ヶ所だけだった。

登山道脇にヒメイチゲが咲いていた。

小さくて可愛らしい花。

ヒメイチゲ

足元に黄色い花。しかしこれはネコノメソウ(イワボタン?)。

後ろを歩いていたうーさんが「黄色い花が咲いている」と言うので、足元を見れば・・・ありました。キ・バナ・ノ・ハナ・ネコノメ。

群落を形成。

キ・バナ・ノ・ハナ・ネコノメ

岩交じりのややザレた斜面にたくさん咲いている。

濃い黄色で可愛らしくて美しい花。

斜面を見上げればその辺り一面に群落を形成していた。

素晴らしい。ここはキバナの楽園。
その花の可愛らしさ、奥深い山上の斜面に咲くその森の雰囲気に溶け込んだ美しさ、すっかり魅了されて大満足だった。
下山後、川沿いの梅の木を覗き込んでみると、やはり黄色着生ランが咲いていた。spiderランもいるがどちらも株が小さくて数はあまり多くない。

やはり居ました、カヤラン。川沿いにある梅の木に着生していた。

ちょうど満開、これもまた美しい花。
GPSで座標を記録し、帰って来てからその座標をカシミール3Dに投影してみると、歩いた感じでは尾根の他県側と思っていたのだが座標では山梨県側だった。しかし、この場所を山梨県としてこの花を山梨県に咲いている花と言うには少し無理があるような気がする。ひとまずはミッションクリア。