何度も計画は立てていたが、天候に恵まれなかったり日程が合わなかったり朝起きられなかったりと、なかなか行けずにいた朝霧高原の割れるダイヤモンド富士の撮影だったが、ようやく天候と日程に恵まれた日がやって来た。予定では前夜から朝霧高原道の駅に泊まり星空の撮影も行うはずだったが、空模様が悪く前日の夕方に朝霧高原まで行って引き返し、自宅に戻って寝た。朝6時に目が覚めて富士山ライブカメラを見てみると、想定外のスッキリした富士山が姿を現している。急いで出発するが、現地到着はダイヤの15分前、レンズを調整して2本の三脚を立てた頃にはもうダイヤの直前になってしまう。

200㎜望遠レンズ。直前に雲が湧き始めてしまう。

600㎜望遠レンズ。いずれも絞り改造ボーグ。
なんとか間に合ったのだが、シャッターを切り始めて失敗に気付く。600㎜望遠の設定がマニュアルになっておらず、シャッタースピードが遅すぎる。急いで設定を直してシャッターを切り始めた時にはもう太陽が剣ヶ峰に姿を現してた。数秒の差で間に合わず。

建物の左から光が出る。予定通りの位置。

さらに右からも現れる。おそらく3分割。

雲に邪魔されて上方への光芒が出ないが、左が融合して2分割。

もう光が融合している。

雲に巻かれて太陽の形が透けて見える。

600㎜、光が現われる直前。

設定を直してシャッターを切り始めた時にはもう太陽が現れていた。

こちらのカメラは雲に阻まれて光芒が出ない。既に太陽は剣ヶ峰の建物の上に現れている。

位置的には良かったと思うのだが・・・

雲を透かして見える太陽。
この割れるダイヤモンド富士を撮影するようになってからずっと疑問に思っていたことがある。それは、剣ヶ峰の形と太陽の形のマッチングで、ティアラの撮影に成功したのは田貫湖に近い静岡側であるが圧倒的な撮影回数があるふもとっぱらから北側の場所では一度も撮影に成功していない。おそらくこちらの方向ではティアラの撮影は不可能なのではないかと思い始めていた。今回は都合良く雲に阻まれて太陽の形が透けて見えたので、画像を加工してこの場所での剣ヶ峰とのマッチングを考えてみた。

今回の撮影地からだと剣ヶ峰の建物が立つ場所は立方形をしており、どうやっても太陽の湾曲にはマッチしない。割れても3つか、良くて4つくらいが限界。

左右の大きな湾曲にマッチさせることが可能だが、これだと真ん中の光が大きくなってしまう。
この結果を見る限りでは、朝霧高原の県境付近の富士宮道路周辺からのティアラ撮影は困難という結果になる。もっと距離を近づけると可能なのかも知れないが、それを狙うならば田貫湖界隈でダイヤになる頃を狙ったほうが容易なのではないかと考える。
それでは、もう少し距離を離して竜ヶ岳から狙うとどうなるのだろうか?

左右2つに割ることは容易だろう。さらに左に小さく1つか2つ、うまくすれば右にも2つくらい出るかも知れない。
竜ヶ岳だと剣ヶ峰全体の湾曲に太陽を合わせることが可能となり、理論的には3つに割ることは十分に可能である。今年の冬はこの竜ヶ岳の剣ヶ峰ダイヤ、まずは3つ割りに挑戦してみたいと思う。それまでにはきっと足も治っているだろう。

200㎜望遠レンズ。直前に雲が湧き始めてしまう。

600㎜望遠レンズ。いずれも絞り改造ボーグ。
なんとか間に合ったのだが、シャッターを切り始めて失敗に気付く。600㎜望遠の設定がマニュアルになっておらず、シャッタースピードが遅すぎる。急いで設定を直してシャッターを切り始めた時にはもう太陽が剣ヶ峰に姿を現してた。数秒の差で間に合わず。

建物の左から光が出る。予定通りの位置。

さらに右からも現れる。おそらく3分割。

雲に邪魔されて上方への光芒が出ないが、左が融合して2分割。

もう光が融合している。

雲に巻かれて太陽の形が透けて見える。

600㎜、光が現われる直前。

設定を直してシャッターを切り始めた時にはもう太陽が現れていた。

こちらのカメラは雲に阻まれて光芒が出ない。既に太陽は剣ヶ峰の建物の上に現れている。

位置的には良かったと思うのだが・・・

雲を透かして見える太陽。
この割れるダイヤモンド富士を撮影するようになってからずっと疑問に思っていたことがある。それは、剣ヶ峰の形と太陽の形のマッチングで、ティアラの撮影に成功したのは田貫湖に近い静岡側であるが圧倒的な撮影回数があるふもとっぱらから北側の場所では一度も撮影に成功していない。おそらくこちらの方向ではティアラの撮影は不可能なのではないかと思い始めていた。今回は都合良く雲に阻まれて太陽の形が透けて見えたので、画像を加工してこの場所での剣ヶ峰とのマッチングを考えてみた。

今回の撮影地からだと剣ヶ峰の建物が立つ場所は立方形をしており、どうやっても太陽の湾曲にはマッチしない。割れても3つか、良くて4つくらいが限界。

左右の大きな湾曲にマッチさせることが可能だが、これだと真ん中の光が大きくなってしまう。
この結果を見る限りでは、朝霧高原の県境付近の富士宮道路周辺からのティアラ撮影は困難という結果になる。もっと距離を近づけると可能なのかも知れないが、それを狙うならば田貫湖界隈でダイヤになる頃を狙ったほうが容易なのではないかと考える。
それでは、もう少し距離を離して竜ヶ岳から狙うとどうなるのだろうか?

左右2つに割ることは容易だろう。さらに左に小さく1つか2つ、うまくすれば右にも2つくらい出るかも知れない。
竜ヶ岳だと剣ヶ峰全体の湾曲に太陽を合わせることが可能となり、理論的には3つに割ることは十分に可能である。今年の冬はこの竜ヶ岳の剣ヶ峰ダイヤ、まずは3つ割りに挑戦してみたいと思う。それまでにはきっと足も治っているだろう。