山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

久しぶりの朝霧高原ダイヤモンド富士  平成29年11月19日

2017年11月20日 | 番外編
 何度も計画は立てていたが、天候に恵まれなかったり日程が合わなかったり朝起きられなかったりと、なかなか行けずにいた朝霧高原の割れるダイヤモンド富士の撮影だったが、ようやく天候と日程に恵まれた日がやって来た。予定では前夜から朝霧高原道の駅に泊まり星空の撮影も行うはずだったが、空模様が悪く前日の夕方に朝霧高原まで行って引き返し、自宅に戻って寝た。朝6時に目が覚めて富士山ライブカメラを見てみると、想定外のスッキリした富士山が姿を現している。急いで出発するが、現地到着はダイヤの15分前、レンズを調整して2本の三脚を立てた頃にはもうダイヤの直前になってしまう。


    200㎜望遠レンズ。直前に雲が湧き始めてしまう。


    600㎜望遠レンズ。いずれも絞り改造ボーグ。

 なんとか間に合ったのだが、シャッターを切り始めて失敗に気付く。600㎜望遠の設定がマニュアルになっておらず、シャッタースピードが遅すぎる。急いで設定を直してシャッターを切り始めた時にはもう太陽が剣ヶ峰に姿を現してた。数秒の差で間に合わず。


    建物の左から光が出る。予定通りの位置。


    さらに右からも現れる。おそらく3分割。


    雲に邪魔されて上方への光芒が出ないが、左が融合して2分割。


    もう光が融合している。


    雲に巻かれて太陽の形が透けて見える。


    600㎜、光が現われる直前。


    設定を直してシャッターを切り始めた時にはもう太陽が現れていた。


    こちらのカメラは雲に阻まれて光芒が出ない。既に太陽は剣ヶ峰の建物の上に現れている。


    位置的には良かったと思うのだが・・・


    雲を透かして見える太陽。

 この割れるダイヤモンド富士を撮影するようになってからずっと疑問に思っていたことがある。それは、剣ヶ峰の形と太陽の形のマッチングで、ティアラの撮影に成功したのは田貫湖に近い静岡側であるが圧倒的な撮影回数があるふもとっぱらから北側の場所では一度も撮影に成功していない。おそらくこちらの方向ではティアラの撮影は不可能なのではないかと思い始めていた。今回は都合良く雲に阻まれて太陽の形が透けて見えたので、画像を加工してこの場所での剣ヶ峰とのマッチングを考えてみた。


    今回の撮影地からだと剣ヶ峰の建物が立つ場所は立方形をしており、どうやっても太陽の湾曲にはマッチしない。割れても3つか、良くて4つくらいが限界。


    左右の大きな湾曲にマッチさせることが可能だが、これだと真ん中の光が大きくなってしまう。

 この結果を見る限りでは、朝霧高原の県境付近の富士宮道路周辺からのティアラ撮影は困難という結果になる。もっと距離を近づけると可能なのかも知れないが、それを狙うならば田貫湖界隈でダイヤになる頃を狙ったほうが容易なのではないかと考える。

 それでは、もう少し距離を離して竜ヶ岳から狙うとどうなるのだろうか?


    左右2つに割ることは容易だろう。さらに左に小さく1つか2つ、うまくすれば右にも2つくらい出るかも知れない。

 竜ヶ岳だと剣ヶ峰全体の湾曲に太陽を合わせることが可能となり、理論的には3つに割ることは十分に可能である。今年の冬はこの竜ヶ岳の剣ヶ峰ダイヤ、まずは3つ割りに挑戦してみたいと思う。それまでにはきっと足も治っているだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸ポートタワー散策  平成29年11月12日

2017年11月20日 | 圏外編
 来年4月の専門制度資格更新のために1単位だけ足りない共通講習を受講するため、神戸に行くことになった。左膝の状態もあまり良いわけではなく、平地を歩くには問題無いが斜面や階段を下る時にはちょっとした角度で痛みが出てしまう。山は登れそうだが下りられなくなりそうだ。

 仕事を片付けて11日土曜日の昼ごろに甲府を出発。いろいろとコースを考えたが、静岡駅から新幹線を利用するのがいちばん手っ取り早そうだ。折角だから清水あたりで回転寿司にでも寄って・・・と思って新東名高速に乗らずに下道を走ったがこれが大失敗。道路工事の大渋滞が発生しており予定していた電車に乗れず、寿司屋に寄るどころの騒ぎでは無くなってしまう。さらに適度に安い駐車場が見つからず、結局予定していた電車から2本遅れて神戸到着は7時半になってしまった。さらに、三ノ宮の地下道で道迷い、どの電車に乗ってどっちに歩けば良いのかさっぱりわからない。こうなれば・・・奥の手、地上に出てGPSを取り出し、2駅ほど先のホテルまで歩くことにする。30分ほど歩いて、8時半に無事チェックインした。

 神戸牛も食べたかったのだが予定していたよりもだいぶ到着が遅くなってしまったので、神戸まで来て回転寿司で食事を済ませ、近くに見えるポートタワー界隈を散策してみた。


    宿泊したホテルは元町界隈。こちらは西安門で、散策マップとGPSを片手に町を散策する。


    ポートタワーに続く遊歩道。


    下から見上げるポートタワー。展望エレベーターは既に終了していた。


    神戸海洋博物館とホテルオークラ神戸 


    神戸メリケンパークオリエンタルホテルとチャペル


    湾の向こう岸に見える観覧車


    色が変わる


    乗ろうかとも思ったが・・・おっさん一人ではただの不審者。


    なにせ歩いているのはアベックばかり。


    対岸から見るポートタワーと海洋博物館。左はノートルダム神戸という建物らしい。


    モールの建物内は冬らしく雪のプロジェクション。

 2駅分の距離を1時間ほど散策して帰りは阪神電鉄に乗ってホテルに戻った。神戸の港は様々なイルミネーションが美しかった。

 病み上がりにしては平地ながら1日にして結構な距離を歩いたと思う。階段を登るのは良いが下る時はどうしても手すりが無いとまだ不安だ。山登りへの復帰はまだ少し先になりそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする