左膝の痛みはだいぶ和らぎ、午前中は松葉杖歩行していたものの、午後からは杖無しで自力で歩けるまでに回復した。これならばあまり歩かない場所ならば十分に三脚を担いで撮影に行ける。十四夜のパール富士を狙って富士宮市の猪之頭まで出かけるが、ちょうど三方分山界隈を歩いていたのぞむ先生が下山していたところだったのでお誘いして2人で撮影に出かけることになった。
本日の月は日没後40分ほど過ぎて真っ暗になった頃に富士山頂に昇って来る月なので、山頂の真ん中から出しても月の紋様が吹き飛んだ月になってしまう。狙うのは剣ヶ峰の建物をシルエットに昇る月、ないしは剣ヶ峰で割れる月光ダイヤモンド富士だ。そもそも割れる月光ダイヤモンド富士なるものが撮影可能なのかどうかにはかなり疑問があり、少しでも雲が出てしまうとまず撮ることが出来ないうえにカシミール3D軌道と月の軌道のずれがどのくらいあるのかもデータが撮れていない。現地に1時間少々前に到着したが、立ち位置とレンズの選択に散々迷った挙句、撮れるかどうかわからない割れる月光ダイヤモンド富士、願わくば月光ティアラを狙って600㎜レンズと200㎜レンズの2本を使って撮ることに決める。GPSに登録しておいた座標点に三脚を構えていざ月の出を待つ。
こちらが剣ヶ峰を狙った600㎜レンズ。シャッタースピードが1/4秒になるようにIso感度を調整し、静音シャッターで撮影する。
こちらが200㎜レンズ。600㎜に比べると明るいレンズで、絞りF5.6にしてシャッタースピードとIso感度をその都度調整する。
もうすぐ月の出だが、富士山の上には雲が出てしまった。
雲が出ないという前提で撮影場所とカメラを設定していたのだが、月の出の10分ほど前から富士山頂に雲が広がり始めてしまう。しかしその雲、暗闇の中で肉眼で見ていても何やら怪しい輝き方をしている。カメラとレンズの設定を変えて撮影してみると、何という美しい色をしていることだろうか。虹色に輝く月光彩雲になっていた。
富士山頂に出た雲が何か怪しく輝いている。
こんな大きなものは初めて見る月光彩雲。月明かりでも虹色に光るのか!驚きだ。
夢中でシャッターを切る。
月光彩雲を意識し過ぎてIso感度を上げたのは失敗で、シャッタースピードが遅くなり雲が流れて不鮮明になってしまった。
剣ヶ峰から月が昇る。
月が昇って来た頃には不富士山頂の雲が小さくなり、彩雲の輝きも消えて行く。
もはやこれまで。
もう1台のカメラは600㎜で剣ヶ峰だけ狙っていたため、彩雲こそ撮れなかったもののそれなりに面白い画像が撮れていた。
月の出。予定では剣ヶ峰の建物の真ん中に昇って来るはずだったが、内側になってしまった。
雲が出たのでキラリと輝く月光ダイヤモンドにはならなかった。
きっちりと剣ヶ峰のシルエットは捉えることが出来た。
Iso感度を上げて月の紋様に露出を合わせる。少しブレてしまった。
直後に剣ヶ峰は雲に巻かれてしまった。
狙っていた剣ヶ峰で割れる月光ダイヤモンド富士の撮影は叶わなかったものの、ほとんど見ることが無い月光彩雲を見ることが出来て十分に満足した撮影となった。現地に出かけてみないと、何が起こるかわからないものである。
本日の月は日没後40分ほど過ぎて真っ暗になった頃に富士山頂に昇って来る月なので、山頂の真ん中から出しても月の紋様が吹き飛んだ月になってしまう。狙うのは剣ヶ峰の建物をシルエットに昇る月、ないしは剣ヶ峰で割れる月光ダイヤモンド富士だ。そもそも割れる月光ダイヤモンド富士なるものが撮影可能なのかどうかにはかなり疑問があり、少しでも雲が出てしまうとまず撮ることが出来ないうえにカシミール3D軌道と月の軌道のずれがどのくらいあるのかもデータが撮れていない。現地に1時間少々前に到着したが、立ち位置とレンズの選択に散々迷った挙句、撮れるかどうかわからない割れる月光ダイヤモンド富士、願わくば月光ティアラを狙って600㎜レンズと200㎜レンズの2本を使って撮ることに決める。GPSに登録しておいた座標点に三脚を構えていざ月の出を待つ。
こちらが剣ヶ峰を狙った600㎜レンズ。シャッタースピードが1/4秒になるようにIso感度を調整し、静音シャッターで撮影する。
こちらが200㎜レンズ。600㎜に比べると明るいレンズで、絞りF5.6にしてシャッタースピードとIso感度をその都度調整する。
もうすぐ月の出だが、富士山の上には雲が出てしまった。
雲が出ないという前提で撮影場所とカメラを設定していたのだが、月の出の10分ほど前から富士山頂に雲が広がり始めてしまう。しかしその雲、暗闇の中で肉眼で見ていても何やら怪しい輝き方をしている。カメラとレンズの設定を変えて撮影してみると、何という美しい色をしていることだろうか。虹色に輝く月光彩雲になっていた。
富士山頂に出た雲が何か怪しく輝いている。
こんな大きなものは初めて見る月光彩雲。月明かりでも虹色に光るのか!驚きだ。
夢中でシャッターを切る。
月光彩雲を意識し過ぎてIso感度を上げたのは失敗で、シャッタースピードが遅くなり雲が流れて不鮮明になってしまった。
剣ヶ峰から月が昇る。
月が昇って来た頃には不富士山頂の雲が小さくなり、彩雲の輝きも消えて行く。
もはやこれまで。
もう1台のカメラは600㎜で剣ヶ峰だけ狙っていたため、彩雲こそ撮れなかったもののそれなりに面白い画像が撮れていた。
月の出。予定では剣ヶ峰の建物の真ん中に昇って来るはずだったが、内側になってしまった。
雲が出たのでキラリと輝く月光ダイヤモンドにはならなかった。
きっちりと剣ヶ峰のシルエットは捉えることが出来た。
Iso感度を上げて月の紋様に露出を合わせる。少しブレてしまった。
直後に剣ヶ峰は雲に巻かれてしまった。
狙っていた剣ヶ峰で割れる月光ダイヤモンド富士の撮影は叶わなかったものの、ほとんど見ることが無い月光彩雲を見ることが出来て十分に満足した撮影となった。現地に出かけてみないと、何が起こるかわからないものである。