今年は1月6日と12月26日の2回部分日食を見ることが出来る。1月6日の部分日食は北に行くほど欠ける面積が大きく12月26日は逆に南に行くほど欠け、シンガポール、グアムまで行くと金環日食が見られる。今回の部分日食は東京での最大食分が0.42(直系の42%まで隠れる)、面積にして約30%が欠ける。欠ける面積が少ないので空は暗くはならないが観察するのには面白く、かつ将来撮影に出かけるであろう日食撮影の良い練習になる。予定では富士山を入れた構図での撮影だったのだが夜が明ければ富士山は完全に雲の中、富士山に近付くほど雲が多くて観察条件が悪い。前景になる良いものがある場所を考えて甲府駅界隈と舞鶴城公園で撮影することにする。1台のカメラは簡易赤道儀に400㎜望遠レンズをセットして太陽を追尾するのだが、そもそも日中なので北極星が見えず極軸が合わせられない。アストロレーサーという簡易装置を使うのだが正確に軸を合わせるのは困難なので太陽の位置がずれるのは必須だが、それでもカメラに付きっきりで視野を合わせて撮影するよりは遥かに手間が省ける。もう1台は完全に固定して日食の行程を撮影する予定だが、これは雲が多くてほぼ絶望的だ。もう1台は適当にあちらこちらを撮影して歩くという、今回も3台のカメラを駆使しての撮影を行う。
400㎜望遠レンズ。雲が切れて太陽が現れた頃にはもう太陽が欠けていた。
最大食の10時10分ごろ。雲の切れ間からなんとか見えた。
想定はしていたが太陽の位置が次第に視野の下に移動。そのまま放置してあちらこちらで撮影していたらこの後は視野の外に出てしまっていた。
位置を直した頃にはもう日食が終わりかけていた。全行程の撮影は出来なかった。
固定撮影していたカメラは露出が合わずほとんど欠けた太陽が写っていなかった。しかも、天守閣の上を越えるはずだった太陽が天守閣の屋根に隠れてしまうという位置のミスもあり。
雲に隠されて見えた部分日食の太陽
上の2枚を合成するとそれなりの画像が出来上がった。
別のカメラ。天守閣の屋根をズーム。
城壁と部分日食の太陽。可変式NDフィルターで光量調整しながら撮影したが太陽と景色の両方に光量を合わせるのはほぼ困難だった。
甲州夢小路にある古風な建物と部分日食
建物を撮ると光が拡散してしまう。
日食に合わせると建物は全く写らず。これだけ光量の差があると合成も難しい。
城壁と日食の太陽
同じく日食の太陽。もうすぐ終わりそうだ。
もうすぐ終わりそうな部分日食
トリーミング
このカットを最後に部分日食は終わりを告げる。
30%欠けた程度の太陽だと明る過ぎるために景色と一緒に1カットで撮るのは困難である。むしろ雲が出てくれたおかげで撮影出来たと言っても良いかも知れない。可変式NDフィルターは使い始めの時はうまく使えなかったが後半になってからようやく要領がわかってきた。雲が無ければ画像の合成は難しく無いかも知れないが雲があると形や光り方がそれぞれ違うためなかなか合成するのは難しいように思う。簡易赤道儀の極軸修正の方法も撮影を終えてから方法が分かってきた。画像自体は満足なものが撮れなかったが、次回に向けて大きな収穫があったと思う。
400㎜望遠レンズ。雲が切れて太陽が現れた頃にはもう太陽が欠けていた。
最大食の10時10分ごろ。雲の切れ間からなんとか見えた。
想定はしていたが太陽の位置が次第に視野の下に移動。そのまま放置してあちらこちらで撮影していたらこの後は視野の外に出てしまっていた。
位置を直した頃にはもう日食が終わりかけていた。全行程の撮影は出来なかった。
固定撮影していたカメラは露出が合わずほとんど欠けた太陽が写っていなかった。しかも、天守閣の上を越えるはずだった太陽が天守閣の屋根に隠れてしまうという位置のミスもあり。
雲に隠されて見えた部分日食の太陽
上の2枚を合成するとそれなりの画像が出来上がった。
別のカメラ。天守閣の屋根をズーム。
城壁と部分日食の太陽。可変式NDフィルターで光量調整しながら撮影したが太陽と景色の両方に光量を合わせるのはほぼ困難だった。
甲州夢小路にある古風な建物と部分日食
建物を撮ると光が拡散してしまう。
日食に合わせると建物は全く写らず。これだけ光量の差があると合成も難しい。
城壁と日食の太陽
同じく日食の太陽。もうすぐ終わりそうだ。
もうすぐ終わりそうな部分日食
トリーミング
このカットを最後に部分日食は終わりを告げる。
30%欠けた程度の太陽だと明る過ぎるために景色と一緒に1カットで撮るのは困難である。むしろ雲が出てくれたおかげで撮影出来たと言っても良いかも知れない。可変式NDフィルターは使い始めの時はうまく使えなかったが後半になってからようやく要領がわかってきた。雲が無ければ画像の合成は難しく無いかも知れないが雲があると形や光り方がそれぞれ違うためなかなか合成するのは難しいように思う。簡易赤道儀の極軸修正の方法も撮影を終えてから方法が分かってきた。画像自体は満足なものが撮れなかったが、次回に向けて大きな収穫があったと思う。